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自動車の先進運転支援システム(ADAS)の開発が盛んになっている。ADASの開発はシミュレーションを中心に行う必要があるため、モデルベース開発の重要性が高まっている。日経BP社は「自動車、電池、パワエレに広がるモデルベース開発」と題したセミナーを、技術者塾として2016年3月9日に開催する(詳細はこちら)。本講座の講師陣(dSPACE Japan ソリューション技術部 部長の佐々木茂氏、同 セールスエンジニアグループ グループリーダーの宇野重雄氏、同 テクニカルフェローの堂畑克彦氏、藤倉俊幸氏)に、モデルベース開発の最近の動向などについて聞いた。(聞き手は、日経BP社 電子・機械局 教育事業部)

――モデルベース開発への関心が高まっています。

 HILS(Hardware-In-the Loop-Simulation)やRapid Control Prototypeを中心として、モデルベース開発ツールの販売が伸びています。自動車の先進運転支援システム(ADAS)の開発が盛んになっていますが、これはシミュレーションを中心に行う必要があるため、モデルベース開発の重要性が高まっています。

 モデルベース開発に対する関心の高まりは、展示会からも感じます。自動車技術会主催の「人とくるまのテクノロジー展」だけではなく、組込み総合技術展(ET)や組込みシステム開発技術展(ESEC)においても、モデルベース開発関連の講演トラック数や参加人数が増加しています。自動車関連メーカーを中心としたモデルベース開発の展開に対し、他業種の方々も興味を持っていることが伺えます。

――モデルベース開発について、この1年の技術動向、技術トピックスをご紹介ください。

 モデルベース開発プロセスにリンクする形で、SysML(Systems Modeling Language)を使用して、モデル構築に必要な対象システムの要求分析をするシステムズエンジニアリングへの関心が高まっています。これら上流のシステム分析を取り込み、モデルベース開発を推進するMBSE(Model Based Systems Engineering)の考え方が検討されています。

 モデリングについては、モデル開発の精度向上や効率化のために、MATLAB/Simulink以外のシミュレーション言語を使うケースも増えています。これらのモデルをシームレスにつなぐためのFMI(Functional Mockup Interface)規格も実用段階に入っています。