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従来と桁違いの数量のセンサーを、桁違いに安く供給することが要求されるようになってきた。この壁を打ち破るためには、センサーに何が要求されているのかを正しく把握することが出発点になる。センサー開発の基礎から最新技術まで学べる講座を、日経BP社は技術者塾として2015年11月25日に開催する(詳細はこちら)。本講座で講師を務める工業所有権協力センター 主席部員の飯野俊雄氏に、講座の狙いや効果、センサー開発に必要な知識を学ぶ際のポイントなどについて聞いた。(聞き手は、日経BP社 電子・機械局 教育事業部)

――センサーに関する知識や理解は、今後ますます必要とされるようになると聞きます。その理由は。

工業所有権協力センター 主席部員の飯野俊雄氏
工業所有権協力センター 主席部員の飯野俊雄氏

 トリリオンセンサー注)が端的な例ですが、従来と桁違いの数量のセンサーを、桁違いに安く供給することが要求されるようになってきました。この壁を打ち破るブレークスルーの創出を、受講生の皆さんに期待しています。必要な性能を満たしたセンサーを安く大量に供給することは大変チャレンジングですが、センサーに何が要求されているのかを正しく把握することが出発点になります。このためには、しっかりと基礎を理解することがますます要求されるようになります。

注)毎年1兆個規模の大量のセンサーを社会が消費し活用する。そうした近未来のセンサー社会を構成するセンサーを「トリリオン・センサー(trillion sensor)」と呼ぶ。(三宅常之, 「トリリオン・センサー 桁違いにカバー範囲が広いセンサーネットを実現」, 『日経テクノロジーオンライン』, 2014年1月20日)

――センサーについて基礎から理解することで、どのような効果があるのでしょうか。

 例えば、センサーの開発に初めて携わる方が陥りやすい落とし穴として、「センサーからの信号が得られたら、センサーが出来上がった」と勘違いすることがしばしば見受けられます。「センサーから信号は出て当たり前」と考えてください。そこからが産みの苦しみの始まりです。センサーの基礎事項の理解が、この先の明暗を分けることになります。