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 米国の第三者安全科学機関であるUL社の日本法人であるUL Japanは、愛知県みよし市に、自動車業界向け試験所「オートモーティブテクノロジーセンター(ATC)」を開設、2017年6月から稼働を開始した。ATCの延べ床面積は約1900平方メートルで、車載機器のEMC(Electromagnetic Compatibility、電磁両立性)試験を中心に、電気、無線、環境、相互接続性試験などを実施する。

UL Japanが愛知県みよし市に開設した「オートモーティブテクノロジーセンター(ATC)」
UL Japanが愛知県みよし市に開設した「オートモーティブテクノロジーセンター(ATC)」
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 ATCは3m法電波暗室2基、自動車EMC用電波暗室4基、シールドルーム2基、電気試験室3基、環境試験室1基(防水試験、防塵試験、振動試験)、車載機器IOP(相互接続性)試験室1基を備えており、主に車載機器から発する電磁波が基準以内に収まっているかどうか、および車載機器が外部からの電磁波干渉に対して十分な耐性を備えているかどうかを評価する。

図2 3m法電波暗室
図2 3m法電波暗室
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 主な対象機器はカーオーディオ、キーレス・エントリーシステム、スマート・エントリーシステム、各種自動車走行部品、自動車用アンテナ、インバータ、DC/DC コンバータ、侵入センサー、ターボチャージャ、コンプレッサー、Bluetooth機器、ウェアラブル機器など。 

 UL Japanは国内に、鹿島EMC試験所を中心に、これまで5カ所のEMC試験所を開設しているが、自動車業界向けの施設の開設は初めて。クルマの電動化やコネクテッド化で、こうしたEMC試験のニーズが高まっているのに対応した。