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 2015年6月に米Carnegie Mellon University(CMU)と米Facebook社が共同で、「A Large-Scale Study of Flash Memory Failures in the Field(フィールドでのフラッシュメモリ障害に関する大規模研究)」という論文を発表しました。この論文は、Facebook社内のサーバーに搭載されているSSDについて様々なデータを取得して分析して得た、SSDの障害発生率について考察したものです注1)。この論文から見えてきたのは、「従来の選別試験への問題提起」でした。

注1)本コラムでは、「故障」とは主にハードウエア故障を指し、「障害」とはハードウエア故障を含むすべての障害を指しています。紹介した論文で取り扱っているのは「Failure(障害)」で、Failureの数は「Uncorrectable Read Error(修復できないReadエラー。保存してあったデータが読めないエラー)」で表現されています。SSDやHDDでは、製品にまったく問題がなくても、このようなエラーが発生する場合があります。なお、SSDやHDDのカタログに記載されている、「UBER(Uncorrectable Bit Error Rate)」とは、ECC回路で修正しきれなかった、Read処理時に発生したデータエラー数を、すべてのRead処理ビット数で割った値です。