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SAS仕様のSSDが安くなったとしても…


 SAS採用のSSDのビット単価が、仮にSATA品並みになった場合はどうでしょう。それでもSASの不利は続きます。

 例えば米Intel社の第6世代Core(開発コード名:Skylake)に対応したデスクトップ用マザーボードを見てみると、「PCIe/USB/SATA」はあってもSASの文字はありませんでした。2017年に登場が噂されるサーバー向けのSkylake世代のXeonプラットフォーム(開発コードネーム: Purley)でさえ、「PCIe/USB/SATA」搭載と表記されています。

 もう1つ、SATAが生き残る理由を紹介しましょう。それは消費電力です。NVMeのように高速になると、消費電力が高まり、発熱量が増えます。NVMe向けコネクター仕様「U.2」対応のSSDケースの裏側がヒートシンクのようになっているのは、この熱対策のためです。

 高速なSSDを狭い空間に配置すると、この熱の問題が顕著になる。そこで筆者は、速度が多少遅くても、発熱量が少ないSSDへの需要があると考えています。その点、SATAの速度は適当に速い(遅い)ので、発熱量を抑えたい用途に向くと思います。

 以上の理由から、将来、SATA仕様SSDで実現する「Capacity SSD(大容量SSD)」と 、NVMe(PCIe)仕様SSDで実現する「Performance SSD(高速性能SSD)」 に分かれると筆者は予測しています。

(上記の内容は筆者個人の見解であって、所属するフィックスターズの見解ではありません)