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 「こういうことができるのか」。米Googleが2015年8月17日(米国時間)に発表した「Project Sunroof」にはうならされた。Project Sunroofは、自宅にソーラーパネルを取り付けることの損得を判断してくれるツールだ。

 使い方は「Google Maps」で目的地を探すのと同じ。自宅の住所を入力するだけでよい。そうすれば、1年間の日照時間やソーラーパネル設置のために使える屋根の表面積、ソーラーパネルを取り付けることによって実現する年間の電気料金の節約額、ソーラーパネルの設置コスト、設置コストの回収年数などが算出される(写真)。「こういう内容が知りたかった」という全てがそこに出ているのである。

写真●「Project Sunroof」の利用例(出展:Google)
写真●「Project Sunroof」の利用例(出展:Google)
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 1年ほど前、サンフランシスコ市に近い我が家の隣家がソーラーパネルを取り付けた。屋根のかなり広い面積にわたってソーラーパネルがずらりと並んでいる。近所を散歩すると、同じようなソーラーパネル付きの屋根を目にすることが増えた。カリフォルニアに住んでいると最近は、「ソーラーパネルのおかげで電気代が下がった」とか「余剰分を電気会社に売っている」といった話をよく耳にする。ソーラーパネルの値段自体も下がってきていて、そろそろ付けてもいいのかもと思うような環境になってきているのだ。

 ところが、我が家の場合はまさにその隣家が高くそびえているせいで影になることが多い。しかも、天候が悪いことで知られるサンフランシスコ市に近いので曇った日も多く、木も茂っている。ソーラーパネルの設置コストの方が高くつくのではないか、とか、そのうちソーラーパネルの技術が進歩して元も採れないうちに時代遅れのソーラーパネルだけが屋根に残ってしまうのではないか、とか、いろいろと悩んでいたのである。

日当たりの悪い我が家でも設置効果ありと試算

 そんな我が家もProject Sunroofによると、ソーラーパネルは「買い」だと出ている。取り付けるのに1万7000ドルが必要だが、20年間で5万ドル分の発電ができ、差し引き3万3000ドルの節約になるという。コストは8年間で回収できるらしい。

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