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 米Amazon Web Services(AWS)は2015年10月8日(米国時間)、年次イベント「AWS re:Invent 2015」の2日目の基調講演で、SQLクエリーを使ってストリーム分析を行う「Amazon Kinesis Analytics」などの新機能を発表した。

 2日目の基調講演の登壇者は、米Amazon.comのWerner Vogels CTO(最高技術責任者、写真1)。AWS事業トップのAndy Jassy Senior Vice Presidentが行った1日目の基調講演が、BI(Business Intelligence)クラウドの発表などビジネスユーザー寄りの内容だったのに対して、技術のトップであるVogels氏は開発者をターゲットにした新サービスや新機能の発表を行った(関連記事:年商1兆円が近づく米AWS、BIクラウドなど新サービスを発表)。

写真1●米Amazon.comのWerner Vogels CTO(最高技術責任者)
写真1●米Amazon.comのWerner Vogels CTO(最高技術責任者)
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 最初に披露したのは、2016年にサービスを開始する予定の「Amazon Kinesis Analytics」だ。これはAWSが2014年に発表した「Amazon Kinesis Stream(発表当時の名前は「Amazon Kinesis」)の機能を拡張したもの。Kinesis Streamは、センサーデータなど連続的に発生し続ける「ストリーミングデータ」を即座に捉えて、データが発生した直後にデータに対する処理を実行するという機能になる。

 今回発表したKinesis Analyticsでは、ストリーミングデータに対する分析処理を「SQL」で記述できるようにした。ユーザーはデータ分析で使い慣れたSQLを用いて、発生したばかりのセンサーデータなどに対する分析ができるようになる。

メモリーの最大容量を10倍に拡大、インメモリーDB向け

 「Amazon EC2」に関しては、新しい仮想マシン(インスタンス)の種類を発表した。AWSは2016年上半期に、メモリーを最大2テラバイト(TB)搭載する「X1インスタンス」を追加する。現在提供するインスタンスにおけるメモリー最大容量は244ギガバイト(GB)。最大容量を一気に10倍に拡大することになる。「『SAP HANA』のようなインメモリーデータベース(DB)を使用するユーザーの声に応えた」(Vogels CTO)。