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 2015年7月1日、東京・秋葉原で1つの家電ベンチャーが産声を上げた。カシオ計算機出身の中澤優子氏が設立した「UPQ(アップ・キュー)」である。同社は設立後すぐに数多くの製品を一挙に発売開始。その中の1つである「Q-camera」というアクションカメラを今回紹介する(図1)。

図1 UPQのアクションカメラ「Q-camera」
図1 UPQのアクションカメラ「Q-camera」
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GoProに続き、台湾・中国から続々発売

 アクションカメラは従来のカメラと異なり、小型で、あらゆるスポーツなどのアクティビティーに対応できるカメラである。市場を切り開いたのは米GoPro社の「HERO」シリーズだった。発売以来、アクションカメラのスタンダードとして多くの利用シーンで活用されている。HEROは、従来のカメラにない3つの特徴を持っている。(1)手のひらに乗る小型サイズで1080pの映像を記録できること、(2)防水カバーやヘルメット、スポーツ用品に簡単に装着できるキットがそろっていること、(3)簡単な操作だけで使えること、である。

 従来のデジタルカメラには驚くほどたくさんのボタンや操作モードが備わっていて、ユーザーがその機能をすべて使いこなすことは難しかった。例えばテレビのリモコンを想像してみてほしい。日本製テレビのリモコンには驚くほど多くのボタンが付いている。対照的に、「Apple TV」や海外製のセット・トップ・ボックスのリモコンには、数個のボタンしか付いていない。GoProが瞬く間に市場に受け入れらた理由の1つは、このリモコンのように、無駄な機能を徹底してそぎ落としたことにあると筆者は考えている。

 その後、GoPro社の「HERO」シリーズに似たアクションカメラは台湾や中国から続々と発売されている。どれもHEROと同じく、小型で、装着キットが充実しており、簡単な操作だけで使えるという特徴を、そっくりそのまま引き継いでいる(図2)。唯一の差は、HEROシリーズがWi-Fi通信機能を持ち、常時スマートフォンで映像を見られるという点。台湾や中国の類似製品はWi-Fi通信機能を持たないものも多い。

図2 代表的なアクションカメラ
図2 代表的なアクションカメラ
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