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 IoT向け通信事業を手掛けるソラコムと深層学習(ディープラーニング)技術に強みを持つPreferred Networks(PFN)は、2017年3月20日からドイツ・ハノーバーで開催される国際情報通信技術見本市「CeBIT 2017」で共同デモを実施すると発表した(図1)。今回のデモを皮切りに今後の協業を検討する。「どんな形で協力できるかは、具体的なものができてから明らかにしたい」(ソラコム 代表取締役社長の玉川憲氏)。

図1 発表会に登壇したソラコム 代表取締役社長の玉川憲氏(左)とPreferred Networks 最高戦略責任者の丸山宏氏
図1 発表会に登壇したソラコム 代表取締役社長の玉川憲氏(左)とPreferred Networks 最高戦略責任者の丸山宏氏
図2 デモの概要
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図2 デモの概要

 CeBITで公開するデモでは、ビデオカメラで撮影した映像から写っている人物の属性を検知し、属性と人数のデータをクラウドに送ってグラフ表示させる(図2)。人物や属性の検知にPFNの深層学習用基盤ソフトウエア「Deep Intelligence in Motion(DIMo、ダイモ)」(関連記事)を使い、データの送信にソラコムの通信サービス「SORACOM Air」、グラフの表示には同社のデータ収集・蓄積・可視化サービス「SORACOM Harvest」を用いる。DIMoは、米NVIDIA社の組み込み用GPU搭載ボード「Jetson TX1」上で動かす。

 現在、両社はデモに向けて連携が容易になるように、互いのソフトウエアに改変を加えている。PFNのDIMoが提供するのは深層学習の機能のみで、ソラコムの通信サービスを活用することで、データ通信に加えて端末の管理などの機能を利用可能になる。両社のサービスを組み合わせれば、さまざまなIoTシステムで深層学習を活用しやすくするサービスが可能になるとみられるが、両社とも今後の展開については未定とした。なお、工場向けのIoTシステムでは、DIMoはファナック主体で開発が進む「FIELD system」の一部として組み込まれている(関連記事)。