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2025年までには手術成績や死亡診断書などの収集も

 代理機関がうまく機能して医療情報の重要性が認識されるようになれば、その利活用基盤に再投資する歯車が回り始める。「我々はペンシルビルと呼んでいるが、医療分野のデータベースは現在、診療報酬明細(レセプト)を記録するナショナルデータベース、PMDA(医薬品医療機器総合機構)の医薬品副作用データベースなどが目的別に数本が建っているに過ぎず、互いに連携することもできない」(藤本氏)。

 次世代医療ICT基盤協議会では、現状で収集可能なレセプトデータに加えて、2020年までに各種の検査結果、2025年までに手術成績、母子健康手帳、死亡診断書、服薬履歴などを利活用可能な標準化されたデジタルデータとして収集することを目指す。「少なくとも数千万人規模でそうしたデータを集める。一度、そういう道ができると、そこにゲノム情報を加えよう、生活情報を加えよう、などいろいろなデータをデジタル化する意欲が生まれてくる」(藤本氏)。