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機械が人間の心を読み取れるか

 ここでカギとなるのが「機械学習」。PROMPTでは、多くの画像や音声などのデータを機械に覚え込ませ、患者のさまざまな表情を機械が推定して表情の強さを評価していく仕組みを試みる。そしてさまざまなデータを集約し、既存の評価尺度に近い客観的指標を作ることで、「再発の予防などにも取り組めるのではないか」と岸本氏は考える。

 現在、PROMPTにはオムロンやソフトバンク、日本マイクロソフト、UBICなどが参画。「機械学習の頭脳を持ち、クラウドにつながった医療機器を使っていく」(岸本氏)ことが、プロジェクトのゴールになるそうだ。

 では、このような仕組みを作り出せば、機械が人間の心を読み取れるようになるのか。「心のすべてを読み取れるとは思わないが、指標を拾ってくることで定量化はできる」と岸本氏は見る。また、倫理的あるいは社会的な側面から、情報を悪用されないための安全運用や、クラウド利用における個人情報保護の重要性についても触れた。