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 欧州最大の家電見本市「IFA」を主催するドイツMesse Berlin社は、中国で家電分野の新しい展示会の運営に乗り出した。2016年4月20~22日に中国・深圳で開いた「CE China」がそれだ。

IFAは、中国で家電関連の展示会を開催した。写真は、初日のテープカットの様子
IFAは、中国で家電関連の展示会を開催した。写真は、初日のテープカットの様子
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 2015年5月には、米CEA(旧称・全米家電協会、現在は全米民生技術協会:CTA)が米国最大のデジタル技術の展示会「CES」のアジア版「CES Asia」を開催。民生機器の世界的な大型展示会が中国に進出する動きが相次いでいる。背景には、ミドルクラス(中間所得層)の消費人口が増加する中国市場への関心の高まりがある。中国では、これまで以上に民生機器分野が成長していくとの見方が強い。

 ドイツで開催される本家のIFAは海外からの参加者が急増するなど、この数年で規模を拡大している。Messe Berlin社でIFAの統括責任者を務めるJens Heithecker氏(IFA Executive Director)が、CE Chinaの開催に合わせて香港と深圳で開いた報道関係者向けのイベント「IFA Global Press Conference 2016」で日本の報道陣のインタビューに応じ、CE Chinaの狙いや、日本メーカーへの期待、中国の消費者の今について語った。

―― なぜ、展示会の開催地として深圳を選んだのでしょうか。民生機器の市場性を考えると、例えば上海の方が規模感が大きいように思いますが。

Messe Berlin社でIFAの統括責任者を務めるHeithecker氏
Messe Berlin社でIFAの統括責任者を務めるHeithecker氏
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 中国の一般消費者向けというよりは、小売・流通業界などを含めた家電ビジネス全体にフォーカスした展示会にしたいと考えました。深圳には、強力な出展者となる可能性がある企業が多く存在します。香港の隣にあって、場所としても便利。その観点で最適な場所です。

 IFAのコピー版ではなく、中国をはじめとするアジア向けの新しいイベントにしたいと考えたので、「IFA」のブランドを使わず、「CE China」という名称にしました。

―― 深圳には、中国Huawei Technologies社の本社や、台湾の鴻海精密工業の工場があります。今回は出展していないようですね。

 もちろん、声をかけています。ただ、CE Chinaは今回が初めての開催です。現地企業との共同開催ではないですし、大きな業界団体と一緒に開催するわけでもありません。これから数年をかけて規模を拡大していくために、基盤を整えていきたいと思っています。