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30Hz駆動で低消費電力化した17.3型8K液晶パネル
30Hz駆動で低消費電力化した17.3型8K液晶パネル
画面の左上に30Hzと書かれている。60Hz駆動と切り替えながら、デモを実施していた。
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 ジャパンディスプレイ(JDI)は、駆動周波数を60Hzから30Hzに低減し、低消費電力化を図った8K液晶ディスプレーを、現在開催中のディスプレーの学会「SID 2016」の展示会で披露した。画面サイズは17.3型、精細度は510ppi。この仕様の液晶ディスプレーを30Hz駆動で表示させたデモは初めてである。

 周波数を落として書き換えの周期(1フレーム期間)を長くすると、フリッカー(ちらつき)が目立つという弊害が出てくる。1フレーム期間が長くなると、液晶駆動用TFTのリーク電流によって液晶への印加電圧を維持できなくなり、輝度が低下してしまう。この輝度低下が周期的に起こり、フリッカーの原因になる。

 フリッカーを抑えるためには、液晶を駆動するためのTFTのリーク電流をなくせば良い。そこで同社は、「Advances LTPS」と呼ぶ次世代のTFT技術を導入した。LTPS TFT(低温多結晶Si TFT)のリーク電流の抑制は、TFTのチャネル幅を縮小するなど設計最適化や、設計通りのTFTを作るための製造技術の高度化などで実現している。

■変更履歴
記事掲載当初、本文の第2段落に「有機EL駆動用TFTのリーク電流によって駆動電流を維持できなくなり、有機ELの輝度が低下してしまう」とありましたが、正しくは「液晶駆動用TFTのリーク電流によって液晶への印加電圧を維持できなくなり、輝度が低下してしまう」でした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。