自動車に関わる技術者・研究者のための自動車技術の専門展示会。

人とくるまのテクノロジー展 2017
2017年5月24日(水)~26日(金)、パシフィコ横浜にて開催
目次
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独Mubea社、VW社XL1用カーボンモノコックを展示
ドイツに本拠地を置くMubea社のブースは2017年5月末に開催した「人とくるまのテクノロジー展」で、サスペンションやエンジン部品などを展示した。
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Magna社、GETRAG社製ハイブリッドDCT、リアモーターユニット
ISG一体型電動ターボ、プロペラシャフト分離装置などを展示
カナダMagna社は2017年5月末に開催された「人とくるまのテクノロジー展」で、近年買収したGETRAG社のDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を組み込んだハイブリッド変速機などを展示した。このDCTは、間もなく登場するRenault社の「Alpine」に搭載されるものだというが、ハイ…
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伊Brembo社、EBSは自動運転まで対応可能なモジュール型のバイワイヤー式
伊Brembo社は2017年5月末に開催された「人とくるまのテクノロジー展」で、バイワイヤーの電動ブレーキシステム(EBS)を出展した。
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ピエルブルグ&ミクニの可変容量オイルポンプ&ウオーターポンプ
エンジンの駆動損失低減のために、電動ウオーターポンプやオンデマンド型のオイルポンプの採用が進んでいる。独ピエルブルグとミクニの合弁会社であるピエルブルグ&ミクニは2017年5月末に開催した「人とくるまのテクノロジー展」で、電動ウォーターポンプや、可変容量タイプのオイルポンプ・ウォーターポンプを展示し…
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Schaeffler、48VマイルドHEVシステムを進化
ドイツSchaeffler社は2017年5月末に横浜市で開催された「人とくるまのテクノロジー展」で、開発中のハイブリッドシステム2種類を展示した。
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「社長に癒しを」、ニッパツが“VIP”向け座席を開発
脈波連動マッサージを搭載
クルマ用の座席やサスペンションばねなどを手掛けるニッパツは、貴賓(VIP)向けの座席を開発し、「人とくるまのテクノロジー展2017」(パシフィコ横浜、2017年5月24~26日)で公開した。量産に向けて自動車メーカーに提案を進めている。
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真夏の車内が涼しくなるか、トヨタ紡織の赤外線反射内装
内装の表面温度を8℃低く
トヨタ紡織は近赤外線を反射させて部品の表面温度の上昇を抑える技術を開発し、「人とくるまのテクノロジー展2017」(パシフィコ横浜、2017年5月24~26日)で公開した。
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三菱電機、自車位置を1.5mの誤差で割り出せるロケーター
車載向けとして「世界一」の高精度を実現
三菱電機は、自動運転や先進運転支援システム(ADAS)向けにクルマ(自車)の位置を高い精度で割り出すことができるロケーターを開発、「人とくるまのテクノロジー展2017」(2017年5月24~26日、会場はパシフィコ横浜)に出展した(図)。絶対位置を測定する衛星測位システムを複数使う「マルチGNSS…
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HUDでAR表示、業界最大手の日本精機も参戦
2025年の実用化を目指す
日本精機はAR(拡張現実)表示ができるHUD(ヘッド・アップ・ディスプレー)を開発し、「人とくるまのテクノロジー展2017」(パシフィコ横浜、2017年5月24~26日)でデモを披露した。2025年までに実用化を目指す。
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運転に集中させて――“空気を読む”クルマのHMI
エスディーテックが開発
車載用システムの開発などを手掛けるエスディーテックは、運転者の余裕度を検出するシステムを開発した。運転者に余裕が無いと判断した場合には、クルマのHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)が”空気を読み”、カー・ナビゲーション・システムやインストルメントパネルに表示する内容を減らしたり音声を小さく…
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デュポン、30%軽量な樹脂オイルパン、国内大手が採用
米Dupont社(以下デュポン)は、ROKI(本社静岡県浜松市)と共同開発した樹脂製のトランスミッションオイルパンを「人とくるまのテクノロジー展2017 横浜」(2017年5月24日~26日、横浜市)で初展示した。同製品はトランスミッションオイルを溜めるオイルパンとそのオイルをろ過するストレーナーを…
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車両内装を着せ替え、帝人が「コペン」ベースで
カーシェアリングでの活用狙う
帝人は内装の一部を取り替えられるコンセプト車を公開した。交換できるのは、シートの座面や背もたれ面のクッション、ドアトリム、ルーフトリムなど。カーシェアリング(カーシェア)の普及を想定して、“自分好み”に内装を変更できる車両を目指した。内装が汚れたときは交換できる。実用化は未定だが、自動車メーカーに同…
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三井化学、炭素繊維とPPをくっつける変性ポリオレフィン
変性フッ素樹脂やPPSとPPの複合材料にも
三井化学は炭素繊維強化ポリプロピレン(PP)の耐久性向上など、異種複合材料の製造に使う接着性ポリオレフィン「アドマーIP」を「人とくるまのテクノロジー展2017」(パシフィコ横浜、2017年5月24~26日)に出展した。炭素繊維とPPの密着性を高める他、変性フッ素樹脂やポリフェニレンスルフィド(PP…
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TDK、HDDヘッドの技術で超小型回転角度センサー
自動操舵向けで競争力
TDKは、人とくるまのテクノロジー展2017 横浜(2017年5月24日~26日、横浜)で、ハードディスクドライブのヘッドに利用されるTMR素子を利用した車載向けの角度センサーを展示した。
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住友化学、-40℃でも弾性と柔らかさを保つゴムを開発
寒冷地での自動車用ホースやシール材に対応
住友化学は、耐寒性に優れるゴム材料となるエチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)を開発、「人とくるまのテクノロジー展2017」(2017年5月24~26日、会場はパシフィコ横浜)で発表した(図)。-40℃の極低温でも、常温時と同等の弾性と柔軟性を保つため、部品の性能を維持できる。ラジエーターホ…
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スポット溶接でAl合金と高張力鋼板を強固に接合
神戸製鋼、2020年ごろの実用化目指す
神戸製鋼所は、通常のスポット溶接機を使ってアルミニウム(Al)合金と高張力鋼板を強固に接合できる溶接法を開発した。異種材料で構成(マルチマテリアル)する量産車のボディー骨格への適用を想定しており、2020~21年の実用化を目指す。同手法で接合したサンプルを、「人とくるまのテクノロジー展2017」(パ…
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旭化成、ガラス繊維とPA繊維だけでFRPを成形
旭化成は、ガラス繊維(GF)とポリアミド(PA)繊維だけを使って繊維強化熱可塑性樹脂(FRTP)を成形できる手法を開発した。エンジン周り部品などでの実用化を目指す。同手法で試作したオイルパンを、「人とくるまのテクノロジー展2017」(パシフィコ横浜、2017年5月24~26日)に出展した。
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TDK、レーザーヘッドライトの効率を高められる"水晶”
TDKは、レーザー光のエネルギー効率を高められるという"水晶”を「人とくるまのテクノロジー展2017」(パシフィコ横浜、2017年5月24~26日)で展示した。数百mといった遠方まで照射できるレーザーヘッドライトへ応用可能なことをアピールしていた。
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コンチネンタル、有機EL曲面パネル搭載コンソールを量産へ
コンチネンタル・オートモーティブは、有機ELを使った曲面形状のセンターコンソールパネルを「人とくるまのテクノロジー展2017」(パシフィコ横浜、2017年5月24~26日)で展示した。量産車への搭載に向けた開発を2018年をめどに始める。
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LiDARもウォッシャー液で洗浄
ヴァレオジャパンは、カバーに付いた汚れを洗浄する機構を備えたLiDARを「人とくるまのテクノロジー展2017」(パシフィコ横浜、2017年5月24~26日)で展示した。