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 帝人は内装の一部を取り替えられるコンセプト車を公開した(図1、2)。交換できるのは、シートの座面や背もたれ面のクッション、ドアトリム、ルーフトリムなど。カーシェアリング(カーシェア)の普及を想定して、“自分好み”に内装を変更できる車両を目指した。実用化は未定だが、自動車メーカーに同コンセプトを提案していく考えだ。

図1 ダイハツ工業「コペン」を基に帝人が制作したコンセプト車
図1 ダイハツ工業「コペン」を基に帝人が制作したコンセプト車
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図2 交換できる内装
図2 交換できる内装
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 帝人自動車事業推進部部長の田中正氏は「カーシェアでは、前に使った人の利用状況を把握しにくい。内装を手軽に交換できれば、汚れに対して対応しやすい。自家用車のような”愛着”も持たせられる」という。同社がベース車両に選んだのは、ダイハツ工業の2人乗りでスポーツタイプの軽自動車「コペン」である。

 通常仕様のコペンでは、13個の樹脂製外装のうち11部品が交換可能になっている。樹脂部品はボルトで車体と締結しており、利用者の好みに応じた車体色に変更できる。

 帝人が改良したコンセプト車では、シートの座面や背もたれは面のクッションに、裏表で異なる材質を採用。ともに専用開発した縦型不織布を芯材に用いているが、片面は人が触れて冷たく感じやすい冷感素材を採用。もう一方の面には人肌に近い温度を維持する素材を採用した。