
人とくるまのテクノロジー展 2017
2017年5月24日(水)~26日(金)、パシフィコ横浜にて開催
目次
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音の発生源をハンディに可視化、日本音響エンジニアリング
日本音響エンジニアリング(東京、墨田、静永秀宏社長)は16個のマイクで音源を特定し、画像で可視化するハンディな測定器「Sound Graphy」を開発、「人とくるまのテクノロジー展2017」で展示した。
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アルミとPPの直接接合でエアコングリル、三菱ケミカル
異種材料接着機能を備える金属材料を開発
三菱ケミカルホールディングスは、異種材料接着を使ったエアコンのグリル部品(以下、エアコングリル)を「人とくるまのテクノロジー展2017」(2017年5月24~26日、会場はパシフィコ横浜)に出展した(図)。同社が開発した、接着機能を備えた金属板「ヒシメタルEX」を採用。
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指の形に合わせてへこむハンドルを実現できる材料
三井化学、特殊ポリオレフィン使用の「形状記憶シート」
三井化学東セロ(本社東京)は、常温で柔軟性があり、変形状態を一定時間保持する「形状記憶シート」を「人とくるまのテクノロジー展2017」(パシフィコ横浜、2017年5月24~26日)に出展した。「特殊なポリオレフィン」を発泡させてシートにしたもので、凹凸をつけるなどの成形が可能な一方、さらに曲げたり折…
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81個のMEMSマイクで音源を可視化、シーメンス
シーメンスPLMソフトウェアは、音源の位置をカメラ画像に重ねてリアルタイムで表示する装置を「人とくるまのテクノロジー展2017」(パシフィコ横浜、2017年5月24~26日)で展示した。エンジンなど可動機構の雑音源を特定し、静音化するために使える。
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クルマのドア開閉もランプ点灯も音声認識で、三菱電機
三菱電機は、車のボディー制御を音声認識で実施するデモを「人とくるまのテクノロジー展2017」(パシフィコ横浜、2017年5月24~26日)で披露した。音声認識機能を持つ同社のカーナビゲーションシステムを利用して、運転席からは手の届きにくい後部座席のドアの開閉やルームランプの点灯などの動作を、音声によ…
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市光工業、ミラーレスカメラモニターに洗浄機能を追加
ウオッシャー液を噴射してクリアな映像を得る
市光工業は、付加価値を高めたミラーレスカメラモニターシステム(CMS)を開発、「人とくるまのテクノロジー展2017」(2017年5月24~26日、会場はパシフィコ横浜)に出展した(図1)。サイドミラーの代わりに車体後方の視覚情報を確保するカメラモジュールシステム。洗浄機能を追加し、鮮明な映像を得る…
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7割軽いサスばね、ニッパツがCFRPで
2020年の量産化を目指す
ニッパツは炭素繊維強化樹脂(CFRP)を使った乗用車用のサスペンションばねを開発した。一般的な「ばね鋼(SUP材)」で造ったものと比較して、約7割軽くできる。2020年の量産化を目指して自動車メーカーに売り込む。
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京浜精密工業、異種材料接合で減速機部品を軽量化
樹脂とアルミ合金を塑性流動結合
京浜精密工業は、異種材料接合技術を使って軽量化した減速機のハウジング(以下、ハウジング)を開発、「人とくるまのテクノロジー展2017」(2017年5月24~26日、会場はパシフィコ横浜)に出展した。現行のアルミニウム合金製ハウジングの一部を樹脂に置き換え、アルミ合金と接合してハウジングに仕上げる。…
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富士電機、急速充電用のリレー部品がEVに採用
富士電機は2017年5月24日、電気自動車(EV)の電池に急速充電する際に必要になる電磁リレー「HVC(High Voltage Contactor)」を「人とくるまのテクノロジー展2017」に出展した。自動車メーカー1社がEVへの採用を決めたという。このため、同社は2017年4月から同部品の量産…
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コラム式EPSを3割小さく、ThyssenKrupp社
2017年5月に量産開始
ドイツThyssenKrupp社は、従来品比で約3割小さいコラム式の電動パワーステアリング(EPS)を開発した(図1)。競合他社品と比較して約1kg軽い。2017年5月に日本の自動車メーカー向けに量産を始める。
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日立オートモティブ、48Vのリチウムイオン電池を出展
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トヨタと豊田中研、共同開発した3次元LiDARの製品化を検討
トヨタ自動車は2017年5月24日、豊田中央研究所と共同開発した3次元LiDAR「SPAD LIDAR」を「人とくるまのテクノロジー展2017」に出展した。縦96×横202画素の距離画像を取得でき、反射率10%の物体の場合に距離70mまで計測できるという。自動運転時にカメラやミリ波レーダーと組み合…
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-40~125℃で使えるECU用コネクター
ヒロセ電機、熱と振動に強くエンジンルーム内でも使える「ZE05」を開発
ヒロセ電機は、-40~125℃の温度環境に対応できるECU(Engine Control Unit)インターフェース用の050コネクタ「ZE05」を開発した。エンジンルーム内の厳しい振動下でも高い通電品質を保てるとしている。
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NTNのプーリー用軸受、1.3倍高速回転に
エンジン補機配置の自由度を高める
NTNは2017年5月18日、2万rpmで回転できるプーリー用の軸受を開発したと発表した。従来品比で約1.3倍の速さで回せる。プーリーの外径を小さく設計でき、オルタネーターやウォーターポンプなどエンジンの補機類を配置しやすくなる。