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圧力波治療器「フィジオ ショックマスター」
圧力波治療器「フィジオ ショックマスター」
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 酒井医療は、「国際モダンホスピタルショウ2017」(2017年7月12~14日、東京ビッグサイト)で圧力波治療器「フィジオ ショックマスター」を披露した。クラスⅡの医療機器で、展示会場内のオープンステージセミナーで製品概要について説明した。現在は主に整形外科領域で使われている。

 フィジオ ショックマスターを使った治療の対象となるのは、国内に78万人以上の患者がいるといわれる難治性慢性疼痛だ。難治性慢性疼痛を患う患者は、体内組織の一部が変性して石灰として沈着している状態にある。体内に異物が残っていることになるので、「物理療法や運動療法では治らないことが多い」と酒井医療のブース説明員は話す。そのため従来は、石灰の吸引や切離、切除というった方法がとられてきたという。

フィジオ ショックマスター使用イメージ
フィジオ ショックマスター使用イメージ
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 それらの治療に加えて登場したのが、尿路結石を破壊する治療を応用した圧力波(ショックウェーブ)療法。圧力波療法による鎮痛のメカニズムはこうだ。圧力波を患部に照射することで神経が叩かれて麻痺する。これによって痛覚や触覚の感覚が3日間くらいなくなるという即時効果が得られるのだ。患部を圧力波で叩くことで、「カルシウムの吸収や血管新生も促進させるので、長期の疼痛効果も得られる」と前出の説明員は言う。

 従来、患部に振動を加える治療には、衝撃波を使った集中型衝撃波治療器(FSWT)が主に使われてきた。しかし、膝蓋骨腱障害の治療に関する研究で「集中衝撃波療法と圧力波療法の効果の違いはほぼないことが示されている」(前出の説明員)。

 同社は、圧力波を使用することで、照射波のエネルギーを省力化できることをアピールした。FSWTでは、1500m/sの衝撃波を照射するのに対し、フィジオ ショックマスターでは20m/sの圧力波を使えば良い。これは子供がソフトボールを投げるくらいの速さだという。