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キヤノングループとして出展
キヤノングループとして出展
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肺結節の診断をAIで支援
肺結節の診断をAIで支援
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 2016年12月にキヤノンの子会社となった東芝メディカルシステムズは、「国際モダンホスピタルショウ2017」(2017年7月12~14日、東京ビッグサイト)にキヤノングループとして出展。キヤノンおよびキヤノンマーケティングジャパンと共同でブースを構えた。

 このブースにキヤノンが出展したのが、画像処理やAI(人工知能)の技術を活用した診断支援ソフトウエアだ。がんを対象にした治療効果判定支援、肺結節鑑別診断支援、CT経時差分画像作成技術、リンパ節領域の自動セグメンテーション技術のほか、神経変性疾患を対象にした脳画像解析技術や手術支援に向けた胸膜癒着検出技術を紹介した。いずれも薬事承認は未取得で、参考出展したもの。

 このうち肺結節鑑別診断支援は、胸部X線CT画像に映った結節が、原発性肺がんと転移性腫瘍、良性結節のいずれであるかの診断を支援する。機械学習と症例データベースを用いたソフトウエアで、キヤノンと京都大学の共同研究の成果を生かした。3種類のいずれと判断できるかを確率とともに示すとともに、結節の形状や石灰化の有無などの所見情報を一覧で示す。開発には1200症例ほどを用いており、現在の正診率は6割台という。

 キヤノンは今後、東芝メディカルの画像診断装置やそれにかかわる技術を活用することで「AIを用いたより深い解析が可能になる」(キヤノンのブース説明員)と見込む。東芝メディカル側でも、臨床現場向けにAIを用いた情報の解析や提示に力を入れていく方針で、AIに関するキヤノンの知見を取り入れたい考えだ(関連記事)。