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東大との共同研究で誕生した柏モデル

 カナミッククラウドサービスによる医療・介護情報連携と同社の取り組みが全国的に注目されたのが、東京大学高齢社会総合研究機構との共同研究で実現した千葉県柏市での「柏モデル」である。山本氏は2011年4月に東京大学高齢社会総合研究機構の共同研究員として参画し、柏モデルの構築に携わってきた。「健康寿命を延ばす『生きがい就労』が可能な高齢社会の街づくりと、例え身体が悪くなっても住み慣れた街で最後まで自宅で過ごせるための地域包括ケアシステムの実現を目指したもの。私は地域包括ケアシステムを担当し、在宅医療の推進、看護・介護の24時間型サービス、住まいの整備などに取り組んできた」(山本氏)と説明。

 現在、カナミッククラウドサービスを利用して、柏市内の病院や医科・歯科診療所、薬局、訪問看護ステーション、訪問リハビリサービスなどの職員、約1300人が日々リアルタイムに情報共有・連携しながら、患者・要介護者の在宅ケアを支えているという。

 医療・介護従事者の連携を促進する顔の見える関係づくり、在宅医師を増やすための研修などにも東京大学が協力。「実際に在宅医療に取り組む医師が7倍以上、訪問看護ステーションも2倍以上に増加した。こうした在宅医療・介護環境の整備により、医療機関の患者の在宅療養移行が進み、在院日数の短縮・病床稼働率の向上といった成果が現われている」(山本氏)と述べた。