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 ロームは、2015年7月に7000万米ドルで買収した、アイルランドPowervation社のデジタル電源技術を、「CEATEC 2015」に出展した。ロームはこれまで自社でデジタル電源技術の開発に取り組んでいたが、今回の買収を通じて一気にデジタル電源事業を立ち上げる考えだ(日経テクノロジーオンライン関連記事)。

 Powervation社のデジタル電源技術の特徴は大きく2つある。1つは、「xTune」と呼ぶ自動調整技術である。1サイクルごとに出力電流などをモニタリングし、ゲイン(利得)や位相を自動的に補正する。電源回路内の部品に経年劣化が生じて各種パラメーターが変化しても、その変化分をフィードバックして制御するので、「長期間の利用に向く」(説明員)という。

 加えて、過渡応答性が向上するので、位相補償のコンデンサーを不要にできるという。これにより、電源回路に実装するコンデンサーの数を削減できる。

 もう1つが、「PowerSMART」ととう開発ツールである。見やすいGUIを採用し、60種類のパラメーターを変更しながら、最適なデジタル電源を設計できるという。

展示の様子
展示の様子
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ツールのGUI
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参照ボード
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