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優勝は「tRoPica☆L(- ω -;)」の「BusyBoy」

 最後に登壇したのは、優勝チームの「tRoPica☆L(- ω -;)」。同チームが開発したのは、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」向けのアプリ「BusyBoy」だ。

tRoPica☆L(- ω -;)の発表の様子
tRoPica☆L(- ω -;)の発表の様子
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 Pepperを利用して健康経営を目指すというコンセプト。企業の従業員の肉体的・精神的・社会的な健康増進につながるさまざまな機能を用意する。例えば、笑顔認証を使った出勤登録機能で、出勤時に従業員を笑顔にさせて、セロトニンの分泌を促す。

 Pepperを活用しようと考えたのは、ロボットは偏見も悪意も持たないので、人が心を許しやすく、(健康的な行動を促すなどの)介入が受け入れられやすいためだと語る。アプリ名の「BusyBoy」には、busy body(おせっかい)を焼く男の子という意味を込めたという。

 このアプリは、健康診断結果やウエアラブル機器、スマートフォンの健康関連アプリなどと連携し、さまざまなデータをもとに、アドバイスなどで健康を促進する。例えば、出退勤時間と表情認識結果を総合し、Pepperが上司に「○○さん、今朝は元気がなかったよ。そういえば昨日の退勤時間が遅かったみたい」などと部下の健康について、さりげなく報告したり、それを受けて上司が部下に声をかけたりするといった利用シーンが考えられるという。BusyBoyは中立で、従業員の誰とも利害関係を持たないため、報告される部下も、報告を受ける上司も抵抗が少ないと開発チームはみている。

 ターゲットは、オフィスワーカーが多い企業。まず、協賛企業を見つけて、その従業員を対象とした実証実験を行う考え。その後、小規模な企業へ導入を進めていき、将来は事業を拡大する計画だ。今後は、パワーハラスメントや禁煙など、解決が難しいとされる課題への対処機能を追加していく予定という。