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展示した、リトルキーパス
展示した、リトルキーパス
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 幸和製作所は、「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」(2015年10月7~9日、東京ビッグサイト)において、オートサポート歩行車「リトルキーパス」を出展した。「シルバーカーと電動カートの中間」(同社)と位置付ける製品で、利用者の動作をさりげなくアシストしながら歩行を支援するのが特徴だ。2015年12月の発売を予定している。

 幸和製作所は今回の製品を「ロボット技術搭載の歩行車」と語る。具体的には、歩行車に加速度センサー、ジャイロセンサー、静電センサーの3種のセンサーを実装。これらのセンサーと連動する制御・駆動機構を搭載した。これにより、さまざまな歩行支援を可能にした。

動作の様子
日経デジタルヘルスが撮影

 例えば、下り坂では前に車体が出過ぎないようにスピードを調節、上り坂では本体がゆるやかに先に進む。また、つまずきなどによる急な動きの変化を感知すると、オートブレーキが機能して転倒を予防するといった具合である。利用者が本体に触れている状態なのかどうかも判別した上で、これらの機能は動作する。

上り坂ではアシスト機構が動作するため片手で押しただけでも簡単に進む
日経デジタルヘルスが撮影

 幸和製作所は以前、同様のコンセプトの試作機を村田製作所と共同開発している(関連記事)。しかし、実用化に至ることなく共同開発プロジェクトは消滅した。今回は、「実用化することを第1に考えた」(幸和製作所)ことで、デザインや技術などにあまり奇をてらわず開発を進めたという。なお、今回の製品のコントロール部や駆動ユニットの一部は、RT.ワークスから技術供与を受けている。