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屋内外や昼夜を問わず使え、しかも小型低消費


 ISL29501は、赤外光源となるLEDあるいはレーザー素子と赤外光を受光するフォトダイオードを組み合わせることで近接センサーを構成する。測距にはToF(time of flight)を用いた。Intersil社以外にも、モバイル機器への搭載を想定したToF採用の近接センサー向け信号処理ICは存在する。Cowell氏によれば、競合他社品に比べて今回の製品は、暗闇から2万lxの明るい屋外まで使え、2m以内の測距範囲で精度が高く、ICのパッケージ寸法が5mm×4mm×1mmと小さく、消費電力が20mWに抑制され、測距できる広角が広い、計測速度は0.28msと短いといったことを併せ持つことが特徴とする。「測距範囲が10~150cmと当社に近い競合A社の製品は消費電力が150mWと大きく、ICの外形寸法が22mm×8mm×7.2mmもある。競合B社の製品はICの外形寸法が4.8mm×2.8mm×1mmと小さいものの、測距範囲は30mm以内にとどまる」(同氏)。
競合品との比較表(Intersil社のプレゼンテーション資料より)
競合品との比較表(Intersil社のプレゼンテーション資料より)

リファレンスボード
リファレンスボード

 今回の製品では、スマートフォンやドローンなどでの測距センサーの活用状況を考え、測距範囲0.1~2mで高い精度を達成できるように設定したという。測距範囲が2mを超える場合、測距精度は±20mmよりも悪化するものの測距は可能であり、euroasia 1:1におけるデモンストレーションでも実演してみた。今回の製品の用途はモバイル機器のほかにもロボット掃除機やゲーム機、デジタルサイネージなどへの採用も想定する。なお、Intersil社によれば、2016年には今回の製品を搭載するドローンが登場するとみている。
デモンストレーションの様子。リファレンスボードを組み込んだ物体(写真中央部の三脚に載った黒色物体)と対象物との距離を計測し、その状況をPC画面に表示していた。
デモンストレーションの様子。リファレンスボードを組み込んだ物体(写真中央部の三脚に載った黒色物体)と対象物との距離を計測し、その状況をPC画面に表示していた。