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 インターフェース規格「HDBaseT」の仕様策定や普及促進を図る業界団体「HDBaseT Aliance」は「electronica 2016」において、車載Ethernetへの適用をにらんだデモを披露した。2016年1月に開催された「2016 International CES」でも同種のデモを見せていた(関連記事)。今回は、車載向け送受信ICを利用している点が、CESのデモと大きく異なる点である。CESでは民生用の送受信ICを用いてきた。

車載HDBaseT対応の送受信IC「VA600T」を利用した1Gビット/秒のデモ
車載HDBaseT対応の送受信IC「VA600T」を利用した1Gビット/秒のデモ
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 HDBaseTはもともと、AV機器向けの有線インターフェースとして誕生した規格である(関連記事)。一般的なEthernetケーブル1本で、非圧縮のHD映像や音声信号をはじめとするさまざまな信号の他、電力も供給できる。現在、業務用のAV機器を中心に採用が広がっている。

 車載向けHDBaseT(以下、車載HDBaseT)でも同様な点を特徴にしており、HDMIやUSB、Ethernetの信号の他、電力を供給できる。AV機器向けと異なるのは、1対のUTPケーブルを適用できるようにしたことである。最大6Gビット/秒の信号を最大15mの1対のUTPで伝送できるという。デモでは、イスラエルValens Semiconductor社の車載HDBaseT対応の送受信IC「VA600T」を利用し、1Gビット/秒でデータ伝送していた。加えて、インフォテインメントシステムへの適用をにらんだデモを見せた。

インフォテインメントを想定したデモ
インフォテインメントを想定したデモ
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