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 謎の電気自動車(EV)ベンチャーがついにベールを脱いだ。米国シリコンバレーに拠点を置くFaraday Future(FF)社だ。初めてのコンセプト車として、「FFZERO1」を披露したのである。

 2016年1月4日、展示会「2016 International CES」(2016年1月6~9日)の開幕を控える米国ラスベガス。巨大なホテルがひしめく一角に、発表会の会場となる特設テントが現れた(図1)。

図1 発表会の特設テント
図1 発表会の特設テント
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 噂のベンチャー企業がコンセプト車を世界初披露するとあって、テントの中はVIPや報道関係者など数百人がひしめき合っていた(図2)。

図2 コンセプト車はベールに包まれ、お披露目に向けてカウントダウンしていた
図2 コンセプト車はベールに包まれ、お披露目に向けてカウントダウンしていた
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 FF社の創業は2014年。同社の幹部には、米Tesla Motors社でEV開発に携わってきた人材が多い。インターネット動画の配信サービス「LeTV」の成功で富豪となった、中国人の賈躍亭(Jia Yueting)氏が出資していることでも知られる。いわば“米中連合”といった様子だ。このため、発表会の会場には中国人の姿も目立った。

 コンセプト車の発表に先だって、FF社は2015年12月9日にラスベガスにEVの生産拠点を設けることを明らかにしていた。工場の建設費は10億ドル(1ドル=120円換算で1200億円)。ネバダ州の政府に宛てた書簡では、「投資によって4500人の雇用を創出できると」と説明している。