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 オーストラリアImmersive Robotics社は、「CES 2017」(米国ラスベガス市、2017年1月5~8日)で、VR(仮想現実感)のHMD(ヘッドマウントディスプレー)と本体をつなぐケーブルを無線化する技術を展示した。VRの映像は、高精細、低遅延が求められるため、従来の無線技術を適用するだけでは対応が難しかったが、映像の転送方法などの工夫により解決するという。

左が送信器、右が受信機。受信機を腰につけて無線化する。
左が送信器、右が受信機。受信機を腰につけて無線化する。
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 システムは、5GHz帯を利用するIEEE802.11acあるいは60GHz帯を利用する同11adの送信機と受信機からなる。受信機には2次電池も搭載し、腰にベルトのように付ける。試作版の現行バーションでは11acで実装しており、HDMIとUSBの信号を中継する。目の動きの情報など、HMDから取得して本体に送られる逆方向のデータも流せる。送受信機には独自の回路が用意され、画像の差分を転送する独自のアルゴリズム「Biologically Augmented Image Transmission」によって伝送データは最大95%に圧縮される。遅延時間は1ms以下とする。

 現行品では、最大90Hz、2160×1200画素の映像までに対応している。「今後4KのVRゲームが登場すると思われるが、圧縮率が高いのですぐに対応できる」(説明員)とする。