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記者の質問に答えるパナソニックの榎戸氏
記者の質問に答えるパナソニックの榎戸氏
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「コネクティッドエアークラフト」に関する展示例。将来の航空機内の客席をイメージしている
「コネクティッドエアークラフト」に関する展示例。将来の航空機内の客席をイメージしている
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 パナソニックは、2017年4月1日に、新たな社内カンパニーとして「コネクティッドソリューションズ社」を設立する。現在の社内カンパニー「AVCネットワークス社(AVC社)」を母体とした組織である。重点事業領域は「アビオニクス(航空)」「製造」「流通・物流」「パブリック」「エンターテインメント」の5つ。CES 2017では、こうした5つの事業領域に関する発表や展示を行った。目玉の1つは、エンターテインメント領域における米Walt Disney社(Walt Disney Parks and Resorts)との提携である。CESの会期中、日本の報道機関を対象にAVC社のキーパーソン2名への合同インタビュー(ラウンドテーブル)が開催された。具体的には、CESのプレスカンファレンスに登壇した、パナソニック 常務取締役でAVCネットワークス社社長の榎戸康二氏と、同社 役員でAVCネットワークス社 副社長の有薗正樹氏である。主に榎戸氏がコネクティッドソリューションズ社の事業全般を、有薗氏がエンターテインメント領域について語った。前後編の2回に分けて紹介する。前編のこの記事では榎戸氏の話をまとめた。

 コネクティッドソリューションズ社はその名の通り、「IoT」時代を見据えた組織である。重点事業領域は「アビオニクス(航空)」「製造」「流通・物流」「パブリック」「エンターテインメント」の5つがある。

 この5つを重点領域と定めた理由は大きく3つある。第1に、既に我々の顧客がいる業界だということである。第2に、我々の持つ技術を生かすことができる事業だということ。第3に、将来、大きく成長すると判断した事業だということである。

 5領域のうち、既に一定の成功を収めているのが航空領域である。同社は、航空機内のAVシステム事業で高いシェアを握っている。今後は、機内照明や通信、インテリアも積極的に拡販していく。航空領域では、今回のCESでもアピールした「コネクティッドエアークラフト」というコンセプトを提唱している。このコンセプトでは、クラウドのエッジデバイスとして機内設備を考える。例えば、人手を介さずにメンテナンスする自動化などを想定している。