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データベースと併せて活用

 具体的には、適切な食事指導に必要な質問を専門家がWatsonにぶつけると、Watsonがその内容を理解し、FiNCのデータベースを参照した上で「最適な回答候補」を作成する。これを専門家に返し、専門家がそれを基にユーザーに回答する。

 従来の食事指導では質問から回答までに時間が掛かっていたが、Watsonを使うことで「即座に回答できるようになる」(南野氏)。ただし、当面は回答をWatsonに完全に任せるのではなく「人(専門家)を介することでより精度の高い指導を実現する」(同氏)。

FiNCのデータベースとWatsonを組み合わせる
FiNCのデータベースとWatsonを組み合わせる
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 このほか、ソフトバンクと共同開発中のパーソナルカラダサポートでは、生活習慣の調査結果や遺伝子検査結果、PHR(Personal Health Record)などのデータ収集と解析にWatsonを活用。パーソナルデータに基づいてカスタマイズした生活習慣改善メニューの提供につなげる。