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「健康」を軸に継続活用を促す

 日本調剤では、お薬手帳プラスを利用者と薬局の距離を近付けるツールとして位置付けている。薬局には今、健康サポート薬局やかかりつけ薬剤師・薬局など、単に処方箋を処理するだけではない役割への変化が求められている。そこで、利用者に継続的に使ってもらうための仕掛けを電子お薬手帳に盛り込むことで、薬局を身近な存在にしてもらうことを狙う(図3)。

図3 2017年2月に開始した「気になる流行ナビ」のコンテンツ例(左)。活動量や血圧、血糖値などを記録・管理してグラフ化できる(左)
図3 2017年2月に開始した「気になる流行ナビ」のコンテンツ例(左)。活動量や血圧、血糖値などを記録・管理してグラフ化できる(左)
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 その一つが、健康な生活を送るための「健康コンテンツ」の提供だ。第1段として提供しているのは、「こころの休憩室」(有料)と「こころトーク」の2タイトル。前者は、日常的に経験するストレスや不安をうまく解消するための「認知行動療法」を簡単に体験できるツール。簡易抑うつ症状尺度(QIDS-J)によるセルフチェックと、認知行動療法の中核的な治療法であるコラム法の記録ができる。国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター顧問で日本認知療法学会理事長の大野裕氏が監修した。後者の「こころトーク」は、大野氏の書き下ろしコラムによるメールマガジンである。

 2017年2月には新たなコンテンツとして、感染情報を提供する「気になる流行ナビ」を開始。国立感染症研究所の感染症週報を基にした信頼性の高い流行情報を随時提供している。花粉症シーズンには、日本調剤の薬局で調剤された抗アレルギー薬・点鼻薬・点眼薬の動向を基にした花粉症推移情報(首都圏対象)も提供する。「患者と薬局のつながりを太くする効果を期待している。今後も利用者に役立つ、エビデンスのある情報を提供していく」(日本調剤 広報部 課長の渡司美恵氏)。

 この他、いわゆるPHR(personal health record)として自己健康管理にも利用できるようにしている。具体的には、体重や血圧・脈拍、血糖値、あるいは生化学検査記録を登録し、経時的に数値やグラフで表示できる。本会員であれば、対応するヘルスケア機器で測定したデータを近距離無線通信(NFC)によって自動で取り込める。