ソニーが“体感型玩具”と銘打つ「toio(トイオ)」。2017年6月1日に先行予約を開始し、初回限定版は即日完売するなど、注目と期待を集めた。その後2度にわたって発売日を延期するというアクシデントがあったものの、先行予約申し込み者には2018年1月30日に商品が発送された。
今回、ネット系技術者でありながらメイカー活動を推進するなどハードウエアにも詳しい新里祐教氏が、幸運にも同セットを入手したとのことで、製品の分析を依頼した。同氏はGMOインターネット 特命担当技術分析官であり、連載「新里祐教のIoT開発キットで遊ぼう!」の執筆者でもある。まずは製品の機能紹介だ。とは言ってもゲーム機なので、何はともあれ試用して機能を確認していこう。
ソニーは2017年6月1日、こども向けに体感型のおもちゃ「toio」を発表した。toioは対戦バトルやアクションといった遊びに限らず、プログラミングやアートに至るまで、創意工夫により様々な可能性を発揮する「トイ・プラットフォーム」だ。
ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)の研究を基に、ソニーの新規事業創出プログラム「SAP(Seed Acceleration Program)」を通じて生まれた。そして、ソニーが運営しているクラウドファウンディングとEコマースを兼ね備えた、新規事業の加速支援サービス「First Flight」で先行予約販売を行った。
そのtoioの先行予約販売セットがついに到着した。toio本体、「toio collection(トイオ・コレクション)」、「工作生物ゲズンロイド」、LEGOクリエイティブブロックの「初回限定 全部セット」だ。toioは本体に専用のカートリッジを挿して、色々な“遊び”を楽しめる。現在のところ、セットに入っていた「toio collection」と「工作生物 ゲズンロイド」の2タイトルが提供されている。子供向けのおもちゃだが、自分の子供に触らせる前に、全力で遊んでいこう。