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17科共用の診察室へ

 恵寿総合病院が導入したユニバーサル外来は、自科検査機器や特殊な診察台などが必要な眼科や耳鼻咽喉科、産婦人科などを除く内科系・外科系17科で共用する外来診察室(20室)を本館2階の一区画に集約した。A1、A2と呼ぶ中待合にそれぞれ10室を配置、その中間部分のスタッフエリアに看護師が待機し、診療科を問わず医師の要請に基づいて診療サポートや患者への説明などにあたる。

診察室内は、医師用および秘書用デスク・椅子、患者用椅子、診察ベッドといった統一された備品の共通仕様になっている
診察室内は、医師用および秘書用デスク・椅子、患者用椅子、診察ベッドといった統一された備品の共通仕様になっている
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 各診察室には、患者用椅子、診察ベッド、医師用デスク・椅子と秘書(医療クラーク)用デスク・椅子が置かれ、両デスクに電子カルテ端末が設置されている。従来は医師によって秘書が付くケースがあったが、ユニバーサル外来にしてからは全診察室に秘書が配属され、カルテの代行入力や医療事務作業をサポートするようにした。

 多くの病院では診療科ごとに受付が設けられ事務職員が配置されているが、17科すべての受付を1カ所に集約し、数名の事務職員が対応する。

 再診の患者は、本館入口の再診受付機で当日の受診番号・診察室番号が印刷された受付票を受け取り、2階のユニバーサル外来待合で待機する。診察室への誘導は、外来待合および中待合に設置されたデジタルサイネージディスプレーに受診番号を表示。来院するたび変わる診察室であっても迷わないよう配慮している。

10室ずつ配置された中待合。待合と中待合に設置されたデジタルサイネージで患者が迷わないよう誘導する
10室ずつ配置された中待合。待合と中待合に設置されたデジタルサイネージで患者が迷わないよう誘導する
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 診察室の奥に設けていた処置室も廃止し、待合を挟んだ向かい側に処置室を集約。17科すべての診療科の処置に対応できるよう整備した。薬剤や医療材料のデリバリーも集中化・効率化した。