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単なる運動だけではない2つの特徴

 モフトレは単に高齢者に体を動かしてもらうだけではなく、利用者や導入する介護施設にとって大きく2つの特徴を備える。すなわち、(1)運動の効果を定量的に評価できること、(2)介護保険制度の機能訓練に対応したプログラムであること、である。

Moff Bandで測定できるモーションキャプチャの画面イメージ
Moff Bandで測定できるモーションキャプチャの画面イメージ
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 (1)の運動の効果の定量的な評価は、ウエアラブルデバイスを活用するからこそ実現した特徴だ。Moff Bandは加速度センサーとジャイロセンサーを搭載したモーションセンサーになっていて、可動域や動作の回数、反応速度を測定することができる。これまでは運動した時間や定性的に判断した見た目の変化をスタッフが記録するほかなかったが、Moff Bandを使うことで運動を数値で評価することができる。

 測定した個人の運動データはアプリ内に蓄積されるため、過去の成果と比較することもできる。実際、認知症患者がモフトレを実施した際のデータの経時変化を追うと、「回を重ねるごとに可動域が大きくなり、リズム把握の能力が向上したことが確認できた」(髙萩氏)。

 Moff Bandを装着することで利用者の動きがリアルタイムにアプリ画面に反映され、自身の運動を確認しながらトレーニングすることも可能にした。フィードバックが返ってくることは「認知症患者の理解に役立つ」と髙萩氏は見る。

 モフトレでは、Moff Bandをあくまでもモーションセンサーとして使い、心拍数などの生体データは測定していない。これはモフトレの利用シーンを想定してのことだという。介護施設で訓練を行う場合、その前後に測定機器を使って心拍数などを測定している。そのため、あえてウエアラブルデバイスで生体データを測定する必要はないというわけだ。