「過積載10倍」ではどうか?

 それでは過積載を10倍とした場合はどうなのだろう。10倍とした場合での蓄電池容量は、HT社でのホームページ上、明らかでない。そこで、ここでは50 kWのPCSが24時間で売電可能な1200kWhの蓄電池を想定して経済性を試算するものとする。なお、FITの買取価格は21円 /kWhと仮定する(図3)。

図3●過積載10倍・24時間売電のケースにおける収支
図3●過積載10倍・24時間売電のケースにおける収支
(出所:スマートエナジー)
[画像のクリックで拡大表示]

 以上の計算により、投資回収期間は26年、表面利回り3.8%となった。これではあまり投資妙味がないので、蓄電池容量が大きすぎるのかもしれない。

 600kWhの蓄電池で上記の収入を実現できるのであれば、投資額1.6億円で投資回収期間は19年、表面利回り5.0%となる。HTソーラー社のホームページでは利回り18%超をうたっているので、システムのコストがもっと安いのかもしれない。上記から判断すると、蓄電池コストが相当安くないと経済性が高いとは言えないとの結論となる。