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本記事は、電子情報通信学会発行の機関誌『電子情報通信学会誌』Vol.100 No.4 pp.294-300に掲載された「サービス・製造プロセス分析のための行動センシング技術」の抜粋です。全文を閲覧するには電子情報通信学会の会員登録が必要です。会員登録に関して詳しくはこちらから(電子情報通信学会の「入会のページ」へのリンク)。全文を閲覧するにはこちらから(電子情報通信学会のホームページ内、当該記事へのリンク)。『電子情報通信学会誌』の最新号はこちら(最新号目次へのリンク)。電子情報通信学会の検索システムはこちら(「I-Scover」へのリンク)。

1.はじめに

 実世界の情報が網羅的に取得されるようになるということがIoT(Internet of Things)のインパクトの一つであるが、その中でも位置や地理空間についての情報、いわゆるG空間情報は、様々な応用分野にとって基盤的な価値を持つ。G空間情報の取得や活用のための技術や概念として、屋内外測位や実世界モデリング(三次元モデリングやSLAM(Simultaneous Localization And Mapping)を含む)、MAR(MR(複合現実)及びAR(拡張現実))等がある。筆者らはそれを「G空間コンピューティング」と呼ぶとともに、そのIoTとの境界領域を「G空間IoT」と呼んでいる。

 G空間IoTの有望な適用分野としてサービス工学分野がある(1)。サービス現場で顧客や従業員の行動や環境・場を計測し、現状把握や改善活動支援、改善案や新サービスの事前評価等に活用するといった「測って図る」という考え方は、サービス工学の根幹となるものであるが、IoT、インダストリー4.0、若しくはソサイエティ5.0社会の到来により、必要不可欠かつごく当たり前になっていくと考えられる。