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破壊的変化は医療には当てはまらない

 ICTの可能性を実感しつつ、一方でICTだけでは不十分だとも感じています。業務の見える化においても、出てきたデータを眺めているだけでは分からないことが多い。そのデータが意味するところを、現場の声と照らし合わせて解釈する作業が欠かせません。

 こうした作業まで、AI(人工知能)に任せられるでしょうか。少なくとも現時点では、人間の力が大切ではないかと思います。

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 IT業界であれば、1000人を要していた仕事を10人でこなせるようになるといった破壊的な変化が起こりえます。そうなれば、990人は活躍の場を別に移せばいい。

 ただし、この図式が医療にも当てはまるかといえば、必ずしもそうではないでしょう。990人分の仕事がなくなるけれども構わない、とは割り切れない部分が医療では大きい。人とICTのミックスを考えながら、効率化の最適なバランスを現場の実態に即して見極めていくことが大切ではないかと思います。