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自治体や民間企業も巻き込む

 遠山氏が提案した実証案は、2つのフェーズから成る。フェーズ1では、医療コンシェルジュの機能を人とICTの力で実証し、情報共有の最適な仕組みや、各職種の活躍の幅を最大限に広げるための手段を検討する。フェーズ2では、この情報連携を継続可能とするためのマネタイズの仕組みを、自治体や製薬会社、保険会社などを含めた形で実証する。患者データ基盤に蓄積される情報を、どのような形で外部提供しマネタイズにつなげるかというモデルの実証である。

日本マイクロソフト 医療市場担当の遠山仁啓氏
日本マイクロソフト 医療市場担当の遠山仁啓氏
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 遠山氏はこの実証案に関する具体的な検討事項として、次の5つを挙げた。すなわち(1)医療コンシェルジュの役割を担う人/職種、(2)対象とする疾患と実証期間、(3)集めるデータの種類、(4)マネタイズに向けたステークホルダーやデータ量、種類、(5)患者や家族のメリット、である。

 本連載では、この提案をベースに交わされた各パネリストの発言を順次、お伝えしていく。なお、今回参加したパネリストは次の通りである。

・経済産業省 商務情報政策局 ヘルスケア産業課 課長補佐 富原早夏氏
・厚生労働省 医政局 地域医療計画課 課長 佐々木健氏
・総務省 情報流通行政局 情報流通高度化推進室 室長 吉田宏平氏
・内閣官房 健康・医療戦略室 参事官 岡本利久氏
・佐賀県 政策部 企画課 企画担当係長 円城寺雄介氏
・千葉市 保健福祉局 地域包括ケア推進課 医療政策班 主査 久保田健太郎氏
・福岡市 保健福祉局 健康先進都市推進担当部 部長 中村卓也氏
・京都大学医学部附属病院 医療情報企画部 教授 黒田知宏氏
・東埼玉総合病院 地域糖尿病センター センター長 中野智紀氏
・日本訪問看護財団立あすか山訪問看護ステーション 統括所長 平原優美氏
・日本介護福祉士会 会長 石本淳也氏
・ファルメディコ 代表取締役社長 狭間研至氏
・インテル インダストリー事業本部 清水由香氏
・日本マイクロソフト 医療市場担当 遠山仁啓氏