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「無意識のうちに」をテーマに

 飲み忘れゼロ!プロジェクトでは、ウエアラブル端末のように意識的に装着・計測する方法ではなく、無意識のうちに服薬アドヒアランス(コンプライアンス)をモニタリングできる手法を開発する。これを「うっかり飲み忘れの防止や、薬の残数管理に役立てる」(慶応大学の木村氏)。

慶応義塾大学 医学部 循環器内科の木村雄弘氏
慶応義塾大学 医学部 循環器内科の木村雄弘氏
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 このプロジェクトでは、臨床医が患者/病院/薬局とベンダーをつなぐハブ(インテグレーター)の役割を果たす。医師が仲介することで、「臨床現場の意見をダイレクトに反映できたり、コンプライアンスモニタリングの難しさに関する経験を生かせたりする」(木村氏)。慶応大学医学部のグループはiPhoneアプリによる臨床試験の経験などを持ち、こうした枠組みに服薬モニタリングを採り入れていくことが可能と見る。

 参加する医師にとっては、患者の真のコンプライアンスを知ったり、より安全な投薬が可能になったりする。薬やITのベンダーにとっては、市場の調査や開拓につながるとした。