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法規制や制度は「シートベルト」、ブレーキではない

 医療機関でSkypeを利用するケースも増えてきました。特に、米国の医療機関ではSkypeが好まれ、遠隔カンファレンスなどに使われています。我々が業務用に提供しているSkypeは、Windows 10対応でタッチ入力などもできますので、教育や研究の現場に適しています。

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 海外の医療機関を中心に、「Virtual Health Templates」と呼ぶSkypeのアドオンツールも利用されています。これはオンライン診療などを行う際に、問診をチャットボットが担う仕組みです。患者が「病院にかかりたい」といった相談を投げ掛けると、会話形式で問診が行われます。

 少し趣の異なるものとして、ゴーグル型端末「HoloLens」も医療分野で使われ始めました。HoloLensは複合現実型MR(Mixed Reality)のツールで、装着者の視界に3次元ホログラフィックの映像を浮かび上がらせることができます。特に、医療では教育用途で使われることが多いです。擬似的に人体を解剖できるようにしたり、臓器映像にエコー(超音波)を当てると超音波画像をリアルタイムに生成したりする、といった応用が提案されています。

 私達は、日本の医療制度や法規制への対応にも力を入れています。例えばクラウド活用に関しては、いわゆる3省4ガイドラインに準拠した環境を構築し、高いセキュリティーを担保しています。さまざまな医療制度や法規制を意識し、十分な対策を取ることは医療機関にとってはもちろん重要なのですが、我々はこうした縛りを「シートベルト」だと捉えてほしいと考えています。「ブレーキ」と捉えてしまうと、ツールを使う効果を存分に発揮できなくなってしまうからです。私達はシートベルトがきちんと機能するようにしますので、安心して利用してもらいたいと思います。

 デジタルを活用する一方で、私達はアナログなやり方も重視しています。例えば、マイクロソフトは現場のリーダーシップや評価のあり方について、チームで議論することを大切にしています。こうした人間関係があってこそ、チャットのようなカジュアルな方法で上司に相談ができるといったように、ICTでプロセスを簡略化することが可能になるからです。こうした土台づくりが大切だと思いますし、それは医療現場にも通じるのではないでしょうか。(談)

■変更履歴
記事初出時、「没入型VR(仮想現実)」とあったのは「複合現実型MR(Mixed Reality)」でした。お詫びして訂正します。記事は修正済みです。