仮想通貨を発行して運動促進

 アリスポーツは2017年8月に「Sports Bank」を設立した。これは通常の銀行ではなく、「Calorie Currency(カロリー・カレンシー)」という仮想通貨を発行することで、利用者の運動を促進するのが狙いだ。例えば、所定の万歩計などをつけて歩いたり、ジョギングをすると、2万歩で200ポイントがもらえる。

アリスポーツは2017年8月にSports Bankを設立、「Calorie Currency」を発行する。Calorie Currencyは同社のスポーツ事業の“血液”と位置付ける
アリスポーツは2017年8月にSports Bankを設立、「Calorie Currency」を発行する。Calorie Currencyは同社のスポーツ事業の“血液”と位置付ける
(図:アリスポーツのSiSでの講演資料)
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 運動をして貯めたポイントは、アリババの電子決済サービス「Alipay」やECサイト「Calorie Currency Mall」、アリスポーツが展開するスポーツ系サービス、さらにジムや提携しているリアルのスポーツショップなどで使える。今後はジムでのトレーニングやバスケットボールの試合、水泳などのスポーツ行為に対してポイントを発行する予定という。

 アリスポーツは、Calorie Currencyの口座を開設したユーザーの運動状況やポイントの消費行動などのデータを取得している。「将来的には、例えばバスケットボールの興行でチケットが売れ残っている場合は、Calorie Currencyのユーザーでバスケットボールをやる人たちに販促したりすることができるだろう」(王氏)。Sports Bankは開始から約1年で、既に6000万口座を開設しているという。

ユーザーはスポーツをすることでCalorie Currencyが付与され、アリババ集団のECサイトなどで消費できる
ユーザーはスポーツをすることでCalorie Currencyが付与され、アリババ集団のECサイトなどで消費できる
(図:アリスポーツのSiSでの講演資料)
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