金曜日を「運動の日」に

 同社は2018年10月19日からは、上海で毎週金曜日に「Sports Friday」というイベントを実施している。日頃、運動習慣がないホワイトカラー向けに、イベントに参加すると通常の2倍のポイントを提供することで、「金曜日は運動する」という習慣付けをするのが狙いだ。この取り組みには、中国政府も賛同しているという。

 2014年10月、中国政府は2025年までに中国のスポーツ産業の市場規模を5兆元(約82兆円)にまで成長させる、とぶち上げた。2016年の市場規模は1.5兆元(約25兆円)とされている。かなりハードルが高い目標設定にも思えるが、2022年に北京で冬季オリンピック、そして杭州でアジア競技大会など国際的なイベントが開かれること、さらにアリババを筆頭に多数の企業がスポーツビジネスに注力している現状を鑑みると、あながち夢ではないようにも思える。

 家電大手の「海信(ハイセンス)」、スマホメーカーの「VIVO」、不動産大手の「万達集団」・・・。2018年に日本中を熱狂の渦に巻き込んだサッカーW杯ロシア大会のスポンサーの約半数を中国企業が占めた事実は、中国スポーツ産業の勢いを端的に表している。