大学スポーツ専門チャンネルも開設

 「日本版NCAA」(正式名称:大学スポーツ協会(略称・UNIVAS))として大学スポーツのビジネス化が国内でも注目されていますが、SPORTS BULLでは高校以外に大学スポーツも強化されていますね。

黒飛 2017年から「BIG6.TV」として、春と秋の東京六大学野球の約80試合すべてのライブ配信を始めています。2018年10月1日には、大学スポーツの専門チャンネル「COLLEGE ATHLETE TV」を立ち上げました。当初は、関東・関西の合計10大学の新聞部とパートナーシップを結んで学生達とともにコンテンツを作っていきます。基本的に全競技をカバーする方針です。

 試合以外のコンテンツはオリジナルで制作しているのですか。

黒飛 配信権を獲得して映像をそのまま配信することは、なるべく避けたいと思っています。SPORTS BULLが関わることで少しでもコンテンツにひと工夫をしたい。社員数もまだまだ少ないですが、制作チームがあってドキュメンタリーなどはすべてオリジナルで作っています。また、パートナーと連携し国際映像に日本語実況を付けて配信したり、海外の大会でも放送ブースを設置して日本語実況付きで配信したりしています。幸い、マイナースポーツに関わっている方々は、普及に向けての活動に非常に協力的です。

 ただ、今後、配信する試合数を増やしていく上ではテクノロジーが重要になると考えています。高校野球だけでも約4000試合もあるからです。既に、米国ではAI(人工知能)を使ってボールや選手を自動追尾して試合を撮影するカメラなどがスポーツ界に導入されています。こうした技術は、現時点ではテレビ放送では品質の点で使えないかもしれませんが、スマホへの配信では十分に通用する技術となってきました。

 SPORTS BULLは、さまざまな先進技術を保有するKDDIが協業パートナーとして運営しています。同社と組んでアマチュアスポーツ配信はもちろん、スポーツ観戦の“アップデート”にチャレンンジしていきたいと考えています。