卓球通して埼玉の国際ブランドを向上

T.T彩たまは「埼玉から世界に発信し、埼玉を国際ブランドにします」というミッションを掲げています。

T.T彩たま 代表取締役社長の<b>柏原</b>哲郎氏
T.T彩たま 代表取締役社長の柏原哲郎氏
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柏原 私はバングラデシュやカンボジアなど、東南アジアでもビジネスをしていますが、海外の方は埼玉に対して「東京の隣」「東京の近く」という程度のイメージしか持っておらず、そもそも埼玉を知らない人も多いです。こちら側も「それでよし」としていたところがありました。でも、T.T彩たまに携わって行く中で、埼玉にも発信できる力があるのだなと改めて感じるようになりました。だからこそ、チームロゴには「JAPAN」と入れています。

 スポーツを通して埼玉を発信していくと、普段はなかなか会えない要人の方に会いやすくなるんです。埼玉にも貿易や輸出に関わる企業は多くあるので、そうした企業との連携は地域経済にも良い影響を及ぼします。それに、ピンポン外交ではないですが、世界の平和にも貢献できるかもしれない。卓球を通して世界平和に貢献し、ビジネスの活性化にもつなげることができる。それは面白いのではないかなと思っています。

そのためにはどんなことが必要でしょうか。

柏原 発信力を高めることが必要ですし、発信力を高めるためにも競技力の強化が必要です。例えばドイツのリーグは、16部までカテゴリーがあるんです。そのようなピラミッドをつくり、強くしていかなくてはなりません。リーグとしてもその点については考えていて、2019年までにすべてのクラブにU(アンダー)6のチームを持つことを義務付けています。

 T.T彩たまも来年、U6を創設します。そして埼玉県からオリンピックチャンピオンを出すことを1つの目標にしています。その一環として、深谷市に住む平鈴莉空(たいらりりあ)ちゃんという3歳の女の子と契約しました。彼女をはじめ、子供たちを育成する、それも県民で育てる企画をやりたいと思っています。そうすることで、強化はもちろん、県民の方々に楽しみを与えられると考えているのです。

地域でオリンピックチャンピオンを育てる上で、浦和レッズや大宮アルディージャ、埼玉西武ライオンズなど、多くのプロスポーツチームがある埼玉県はうってつけと言えるかもしれません。そういった他競技との連携についてはいかがでしょうか。

柏原 今挙げていただいた以外にも、埼玉県には女子野球やサッカー、バレーボール、バスケットボールなど、多くのチームが存在していますし、そうしたチームが集う会もあります。具体的な連携はまだこれからですが、我々もその集まりに入会する予定ですので、他競技の方々と交流して地域を盛り上げていきたいと思っています。