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 日本原子力学会は、事故後「福島第一原子力発電所事に関する事故調査委員会」(以下、学会事故調)を組織。調査報告をまとめた報告書を2014年3月に出版している。まずは、同報告書(学会事故調報告書)を見てみよう。筆者が同報告書の大きな問題と考えている点に、学会の専門家が有しているはずの能力を十分に生かしていないことがある。東電が未検討の未解決問題(2号機格納容器プール上部空間の損傷原因、1~4号機格納容器プール壁損傷原因と時期、1~4号機原子炉建屋・タービン建屋への地下水流入の原因と経路、苛酷炉心損傷事故計算コードシステムMAAPの信頼性と従来解釈の妥当性など)については、他の事故調と同様に触れておらず、東電事故調報告書などの記載内容の再検討に留まっている。実験や計算などを通してもっとできることがあるはずだ。

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