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 ファンのエンゲージメントを高めるなどビジネスを拡大するためにテクノロジーの活用が重要になると思いますが、どのようなテクロジーに注目されていますか。

大河 観戦についてはやはりVR(仮想現実)です。もちろん、アリーナへのWi-Fiの導入も当然進めていかないといけません。アリーナ専用のチャンネルがあって、Wi-Fi経由で解説を聞きながら観戦できるサービスが提供されるかもしれません。

 現在、B1の全クラブにはバスケットボール専用の分析ツール「Synergy」(Synergy Sports Technology)が導入されています。このようなツールが出力するデータを観客向けに提供して楽しんでもらうというやり方もあります。

 ただし、バスケットボールに対する一般のリテラシーはまだそんなに高くありません。野球であれば我々の年代の人なら評論家のようにプレーを解説できたりしますが、バスケはそうではありません。今後リテラシーが上がれば、スタッツに関心を持つ人も増えていくと思います。

 最後に、2018-19シーズンに強化したいことを教えてください。

大河 今シーズンは、国際試合との日程調整があってシーズンの始まりと終わりが昨シーズンより若干短くなっています。このため、平日開催が各クラブ60試合中12試合あります。ざっくり1/4の試合が土日以外に行われる計算です。なので、新しいファン層、例えばプロ野球のように仕事帰りの人が観に来れるようにしたいと思います。

 チケットの売り方の工夫も必要になるかも知れません。仕事帰りだと、どうしても試合開始に間に合わない人も出てくるでしょう。そういう人にはチケット代を安く売ったりする仕組みも必要になるでしょう。今シーズンすぐに導入することは難しいですが、「ダイナミックプライシング」のようなシステムの早期導入も検討しています。