スタジアムとアリーナが拓く未来
目次
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「見る」から「体験」への大転換で儲かるスタジアムへ
「スタジアム・アリーナ改革」、シスコシステムズに聞く(前編)
「スタジアム・アリーナ改革」。2025年にスポーツ産業の市場規模を現状の約3倍の15.2兆円に拡大することを目指すスポーツ庁が、今、最も成長を期待している分野である。現状、国内のスタジアムやアリーナは“ビジネス”という観点で、スポーツ産業先進国の米国に大きく遅れを取っている。この分野で豊富な経験と知…
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車からスタジアムへ トヨタ紡織「選手にやさしいシート」
クルマで培った知見をスタジアム・アリーナへ――。トヨタ自動車が販売するクルマのシートで約9割のシェアを持つトヨタ紡織が、今後成長が期待されるスポーツ分野への本格進出を目指している。同社は2017年7月27~28日に開催された、スポーツ産業関連のカンファレンス「KEIO SDM "SPORTS X"C…
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横浜の将来像は「スポーツのシリコンバレー」
動き出す「横浜スポーツタウン構想」(下)
横浜DeNAベイスターズが推進する「横浜スポーツタウン構想」の中核施設「THE BAYS(ザ・ベイス)」。国内のプロスポーツチームとしては先駆的な取り組みだ。そこに懸ける思いを同社社長の岡村信悟氏に聞いた。
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ベイスターズを「横浜のソフトインフラ」に
動き出す「横浜スポーツタウン構想」(中)
横浜DeNAベイスターズが今年3月に始動させた「横浜スポーツタウン構想」は、プロ野球の1球団が、街づくりや産業創出を推進するという、かつてない取り組みだ。これまで進めてきた「コミュニティボールパーク」化構想を街レベルに展開することで、“開港の地”横浜はどう進化していくのか。
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ベイスターズ、地域に愛される球団の作り方
動き出す「横浜スポーツタウン構想」(上)
DeNAがプロ野球の球団経営に携わって約5年。地域密着の「コミュニティボールバーク」化構想をベースに様々な取り組みを行い、今や客席の稼働率が9割を超える人気球団に生まれ変わった。
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目指せ、「スポーツ×クリエイティブ」で新産業創出
横浜に染み出す「コミュニティーボールパーク」化構想(下)
2016年シーズンの年間観客動員は約194万人。2万9000席の収容人数に対して稼働率が9割を超える人気球団に生まれ変わった「横浜DeNAベイスターズ」。2017年シーズンには、当初より掲げていた地域密着の「コミュニティボールバーク」化構想をより加速させる。同社経営・IT戦略部部長の木村洋太氏と、同…
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「ライバルは他球団にあらず」 ベイスターズ躍進の戦略
横浜に染み出す「コミュニティボールパーク」化構想(上)
2016年シーズンの年間観客動員は約194万人。DeNAが買収する直前の2011年シーズンと比較して76%増と急成長し、今や2万9000席の収容人数に対して稼働率が9割を超える人気球団に生まれ変わった「横浜DeNAベイスターズ」。日本のプロ野球団では初となる数々の施策が奏功した結果だが、2017年シ…
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「新国立」実施設計が示す外苑の新景観
「市民に開かれた杜のスタジアム」、新パース14点を公開
新国立競技場の実施設計が終盤に差し掛かっている。3000枚を超えたという図面や資料の中から、日本スポーツ振興センターは新しいパースを公開した。市民に開かれた開放的な空間と、海外からの来場者をもてなす和風の味わいを感じられる競技場にデザインされている。
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「する」から「観る」の転換で稼げるスタジアムへ
「スタジアム&アリーナ2016」続報(2)
収益を生む施設への転換――。政府が目指すGDP(国内総生産)600兆円の達成に向け、日本のスタジアム・アリーナ関連ビジネスへの成長期待が高まっている。2016年9月末に開催されたイベント「スタジアム&アリーナ2016」(主催:英ALAD社、横浜アリーナ)では、「スポーツ施設の設計と建設の動向」と題し…
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スタジアムを「街の誇り」へ、収益上げる運営の秘訣
「スタジアム&アリーナ2016」続報(1)
日本におけるスポーツ施設の多くは「コストセンター」。ともすれば、「税金の無駄遣い」という悪い印象を持たれていることも少なくない。スポーツ施設が「プロフィットセンター」へと転換するには、賢い施設運営が必要となる。
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日建設計手掛ける、サッカーの聖地カンプ・ノウ大規模改修
スペイン・バルセロナの大規模サッカー場「カンプ・ノウ」改修設計の国際設計コンペで、日建設計チームが選ばれた。日建設計は新国立競技場見直しの“雪辱”をスペインで果たすことになりそうだ。
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ガンバ大阪「吹田スタジアム」、低コスト・短工期のワケ
Jリーグ・ガンバ大阪のホームグラウンド「市立吹田サッカースタジアム」の建設では、竹中工務店の設計と施工が一体となった綿密な計画で、総事業費140億円、工期22カ月という厳しい条件をクリアした。中野達男総括作業所長が実践してきた「少数精鋭」がベースにある。
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スポーツ産業、GDP600兆円達成への「4番バッター」
スポーツ産業の成長にこれまでにない大きな期待が寄せられるなか、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科は2016年10月11日、カンファレンス「KEIO SDM"SPORTS X"Conference 2016」を開催する。そこで基調講演を行うのが、スポーツ産業成長に向けた支援を明確…
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スマートスタジアムの映像配信、スマホがエンタメ基地に
会場内の位置情報をマーケティングに活用
テレビのスポーツ中継で私たちが一度に目にするのは、1〜2方向のカメラによる映像のみ。実際の試合会場では何台ものカメラが置かれ、多方向から撮影されている。普段は捨てられる映像を有効活用する配信技術が関心を集めている。
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日本の観客席に世界標準を 仏社が仕掛ける「半常設」
2019年ラグビーW杯、2020年東京オリンピック・パラリンピックなど、日本で相次いで開催が予定されている国際的な巨大スポーツイベント。その裏で問題点となっているのが、会場建設費の高騰やスタンド(観客席)不足だ。
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カギは「非スポーツ利用」、いかに楽しんでもらうか
今治・横浜・沖縄発、スタジアムとアリーナの未来像
FC今治、横浜スタジアム、琉球ゴールデンキングスの運営3社のプレゼンテーションで共通点と言えるのが、試合がない日、つまり“非スポーツ利用時”のスタジアムをうまく活用する手段を考えていることだ。
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速度6倍 ソニー、芝生育成早めるLED照明システム
単一スタジアムでサッカー・ラグビー併催実現へ
サッカーとラグビーを同一スタジアムで併催可能にする――。ソニーグループで、主に放送・業務用製品を中心としたソリューションを提供しているソニービジネスソリューションは、スポーツ施設産業のイベント「スタジアム&アリーナ2016」(2016年9月26~28日、横浜アリーナ)で、LEDを使って天然芝の成長を…
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経済、スポーツ発展の鍵握る「スタジアム・アリーナ改革」
日本初の本格的スポーツ施設イベント、横浜で開幕
日本では初の本格的スポーツ施設イベント「スタジアム&アリーナ2016」が、神奈川県横浜市の横浜アリーナで2016年9月26日から始まった。3日間の開催期間中、スタジアムの設計・建築、スタジアムやアリーナの施設管理・ファンサービスなどに関する25のカンファレンスが開催され、国内外のスポーツ施設ビジネス…
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カギは「一元管理」 国内最強、楽天スタジアムの舞台裏
球場内を一望できる、左翼外野席後方の公園に設置された観覧車。ホームの東北楽天ゴールデンイーグルスの選手がホームランを打つと、観覧車に取り付けられたLEDが一斉に光り、中央に設置された円形ビジョンには選手の顔が表示された――。
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大宮アルディージャが挑む「スマートスタジアム」大作戦
“生”で観るプロスポーツの感動を、テクノロジーの力で倍増させる動きが各地で広がっている。Jリーグに加盟するプロサッカークラブの大宮アルディージャは7月、ホームスタジアム内で観客が様々なコンテンツを楽しめる新たなサービスを開始した。