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――ポケットドクター用のスマホアプリはオプティムが開発したのですね。

 はい、オプティムは遠隔サポートツールやスマホのMDM(モバイルデバイス管理)ツールなどを手がけているソフトウエア会社で、ポケットドクターのアプリは彼らが持つ画面共有のノウハウを生かしたものになっています。医師は利用者の顔色などを見ながら直接会話できますから、テキストベースの健康相談とはまったくレベルの違うものになります。

――医療行為にはあたりませんか。

 もともと医療保険の適用外サービスですし、医師からの回答も「(その症状だと)病院に行くべきかどうか」「行くとしたらどの病院がおすすめか」、あとはOTC薬(市販薬)の使い方など簡単なアドバイスが中心ですから、あくまで健康相談という位置付けになります。

 治療が必要な患者と適切な医療機関を結ぶ「ハブ」。これがポケットドクターの役割だと思っています。コンビニや薬局に行くような手軽な感覚で、専門医に相談できる環境を作ることが我々の狙いです。

――2015年8月に厚生労働省が「遠隔診療」の適用範囲についてより広い解釈をうながす通達を出しました(関連記事2)。この通達を受けて、ポケットドクターを使った遠隔診療サービスを展開する予定はありませんか。

 厚生労働省の通達は、超高齢化社会における医療サービスの充実や医療費問題を解決する上で、大きな一歩になるものと理解しています。ただし、この通達が出たからポケットドクターを使って遠隔診療をやろうという話は今のところありません。まずは今回のサービスを軌道に乗せることに注力します。これがうまくいけば、診療行為としてのセカンドオピニオンサービスや自治体向けの僻(へき)地医療など、ポケットドクターのインフラを使ったさまざまなサービスが検討できるようになると思います。

――ポケットドクターの正式な開始時期と料金について教えてください。

 2015年12月から2016年2月にかけて正式サービスを開始する予定です。料金体系はトライアルの中で検討していきますが、今のところ月額基本料金500円ぐらいで考えています。この基本料金に3分の相談時間が含まれており、それ以上の相談は時間に応じて従量課金する料金体系になる予定です。