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――一方で、遠隔診療に対応した形で診療報酬(保険点数)制度が整えられていないという状況は変わっていません。

 確かにそうなのですが、診療報酬のことで話がストップしてしまっていたのは、やはりシステムコストが高かったからなんです。コストがすごく下がったことで、(自由診療であっても)やれるところからやればいいという流れになってきた。「日本は医療制度がガラパゴスだからダメなんだ」という言い訳はもう通らないんですね。

 まずは、自分達(に見えている課題の解決)のために遠隔診療の仕組みを作ってみる。コストがかからないので、その仕組みをローカルに運用することができます。だから中小企業が手を出しやすい。日本は以前から「小さなものづくり企業」が産業を支えてきましたが、遠隔診療にも同じ状況が訪れています。

 今、学生などを主体とするさまざまなヘルスケアアプリ・コンテストが開かれていますね。ああしたところで生まれたアプリは、遠隔診療にも生かせる。診療報酬の議論に縛られないところで、さまざまなサービスが立ち上がる可能性が出てきたわけです。