「OpenPose」で姿勢推定

 AutoSTATSの特徴は他にもある。「OpenPose」というディープラーニング(深層学習)を使った姿勢推定のアルゴリズムを使うことで、プレーヤーの姿勢データも取得できる点だ。OpenPoseは米カーネギーメロン大学がコンピュータービジョンの学会「CVPR2017」で発表したもので、STATSはスポーツ分野での商用利用の独占的なライセンスを保有する。

姿勢推定の活用例。バスケットボールで同じ選手が放ったショットがゴールした時としない時の腕の角度を分析したりできる(図:STATS)
姿勢推定の活用例。バスケットボールで同じ選手が放ったショットがゴールした時としない時の腕の角度を分析したりできる(図:STATS)
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 AutoSTATSを使えば、選手の走行距離やスピードなどのデータに加えて、姿勢推定からさまざまな情報を得ることができる。例えば「サッカーでボールを持っていない選手がボールを持っている選手の前で守備をしている」など、これまでのトラッキングシステムでは取得していなかった情報を取れる可能性がある。「バスケットボールで同じ選手が放ったショットがゴールした時としない時の腕の角度を分析したりできるだろう(下図)」(STATS Head of Computer VisionのSujoy Ganguly氏)。