データはマネタイズできるものだけを収集せよ

パーディ氏 「ゲームチェンジャー(ビジネス分野では市場の状況やルールを変える影響力のある製品や企業)としては、ケーススタディーを作らなくてはなりません。米国のサッカーチーム、サクラメント・リパブリックFCの例では、FanCompassから獲得したチケットのリード由来のLTV(顧客生涯価値)はおよそ400万ドルになりました。エンドシーズンのスポンサーとオフシーズンのスポンサーを取り付けたのです。また、インターナショナル・チャンピオンズカップ(2013年に始まったクラブチームによるサッカーのプレシーズン大会)の事例では、FanCompassから7日間のうちに獲得したチケットリードの売り上げが、35万ドルに達しました」

FanCompassの事例。マイナーリーグのエル・パソ・チワワズでは、FanCompassのリードからのチケット収入が310万ドルになった
FanCompassの事例。マイナーリーグのエル・パソ・チワワズでは、FanCompassのリードからのチケット収入が310万ドルになった
(図:FanCompass)
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パーディ氏 「実際にコンテンツが活用される、使えるものにすることが非常に重要です。どのように成功例を作っていけば良いのか。一つは規律を持つことです。マネタイズできないデータは収集しても仕方がありません。実際に私たちのマーケティングの対象がいるのだということ、また期間中に実際どのくらいの方がチケットを買っているのかを知らなくてはなりません」

パーディ氏 「セグメントを理解し、新しいオーディエンスを築くことも重要です。ファンが拡散できるようなコンテンツを作ることで大きなデータベースを構築することができ、94%のユーザーにフォーカスできる。データを活用しながらアクションを起こし、パートナーがわくわくするようなソリューションを創る。データ収集を考えるときには、どれだけ価値があるのかを考えなければいけません」

(後編に続く)