スポーツIT革命の衝撃
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「サッカーはデータで熱狂倍増」 あるゲーム開発者の視点
コンテンツ開発サイバードのサッカーゲーム「BFB Champions~Global Kick-Off~」が、サッカーファンの間で話題を呼んでいる。BFBは、利用者が監督となってチームを育成していくスマートフォン向けゲーム。2012年にリリースした前作は当時アプリのランキングで国内や香港で1位を獲得…
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自宅で専属トレーナー、老舗ISPが繰り出す新機軸
プロの専属トレーナーによるオンライントレーニング――。こんな触れ込みのサービスを始めたのが、あの「ソネット」を運営する企業であることを知ったら、意外に思う人も多いだろう。ネット接続プロバイダー(ISP)の老舗であるソネットを運営するソニーネットワークコミュニケーションズ(2016年7月1日に社名をソ…
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データ主義を磨く日本野球機構 28年ぶりのシステム刷新
80年以上の歴史を持つ日本のプロ野球。日々産み出され、綿々と受け継がれてきた公式記録を支える仕組みが今春一新されたことはあまり知られていない。
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楽天球団がVRトレーニングシステムを導入
NTTデータは、VR(仮想現実)技術を用いたプロ野球選手向けトレーニングシステムを開発した。ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着すると、あたかも自身が実際のバッターボックスにいるかのような状態となり、投手の投球を仮想体験できる。プロ野球チーム「東北楽天ゴールデンイーグルス」を運営する楽天野球団…
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デジタルでスポーツに楽しさを 「VRの達人」社長が描く夢
日本財団が約100億円を拠出して設立した「パラリンピックサポートセンター」。2020年に五輪とともに東京で開かれるパラリンピックの成功に向けて、運営がぜい弱とされる各種競技団体の活動を支援する。
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ブンデスリーガの最先端練習施設に潜入!
独SAPが手掛けるスポーツデータ革命の実体
スポーツの世界でデータ革命が起きている。その実体に迫ろうと、ソフトウェア大手の独SAP創業者がオーナーを務めるブンデスリーガのチーム練習場に潜入した。
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J1大宮とNTT、スマートスタジアムに向けてキックオフ
サッカーJ1の大宮アルディージャとNTTは、ホームの「NACK5スタジアム大宮」のスマート化をスタートさせた。Wi-Fiアクセスポイントをスタジアム全体にくまなく配置し、それを通じて観客に様々な独自コンテンツを提供する。また、メインスタンド最上階の「ビューボックス」と呼ぶ観覧室にはタブレット端末を7…
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ゴルフ、スイング分析でデジカメとスマホが「強力タッグ」
どんなスポーツであれ、“ちょっと上”を目指すプレーヤーにとって、自分のフォームを撮影してチェックすることはスキルアップに有効な手段となる。でも、いざ1人でやるとなると結構手間がかかる。面倒であることが先に立ち、スポーツの現場にいまだ浸透していないのが実情だ。カシオ計算機はその現状打破に挑む。
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GPS、ドローン…、ラグビー日本を支えたテクノロジー
W杯の必然、データ分析が導いた躍進(後編)
ラグビーという競技でGPS端末で得られるデータと映像をリンクさせ、活用するにはどうすればいいのか。そこで着目したのが速度です。GPS端末では加速度を取得することができるので、選手が特定のスピードに達したときの映像だけを抜き出すようにしたのです。
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白井選手「超ひねり」も自動採点 体操、目視限界への挑戦
目にもとまらぬ速さで、宙返りやひねり技が繰り出される体操競技。そんな“審判泣かせ”のスポーツ現場に、先端テクノロジーの救いの手が差しのべられようとしている。2020年の東京五輪での本格的な実用化を目指す。
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ラグビー日本代表、「世界で最も準備されたチーム」の理由
W杯の必然、データ分析が導いた躍進(前編)
現代のスポーツの世界では、さまざまなデータを取得・分析することは観る楽しみ、そして選手のパフォーマンスを向上させるために必要不可欠なものとなっている。中でも、近年多くの競技関係者から注目を集めているのが「ロケーションテクノロジー(位置情報技術)」。この技術を活用して世界を驚かせたのが、2015年にラ…
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スポーツアナリティクスが克服すべき「課題」
スポーツビジネスの祭典「MIT SSAC 」見聞録(最終回)
本連載では、世界最大のスポーツアナリティクス(解析)関連のカンファレンスを通じて、米国スポーツ産業の最前線をさまざまな角度から見てきた。最終回となる今回は、スポーツ界におけるアナリティクス活用の今後の課題について総括する。
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スポーツ×AIの化学反応 大きな可能性と「理解力の壁」
スポーツビジネスの祭典「MIT SSAC 」見聞録(5)
今まさに「第3次ブーム」に沸く人工知能(AI)。スポーツの世界も例外ではない。世界最大のスポーツアナリティクス関連のカンファレンスでも、AIの可能性が熱く議論された。
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東京五輪で世界驚かす、「パナ×電通」でハイテク中継
東京・汐留の大通りを挟み、ほぼ向き合う形でそそり立つ「パナソニック東京汐留ビル」と「電通本社ビル」。異業種の2社がタッグを組み、プロスポーツのテレビ中継に革命を起こそうとしている。
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米野球用具の“巨人”、「草の根作戦」で挑む日本市場
米国最大の野球用具ブランド「EASTON」が、これまでのスポーツ用品メーカーとは“真逆の戦略”で日本市場の攻略に挑む。EASTONは、日本ではあまりなじみがないブランドだが、米国の野球用具市場では他を圧倒している。設立は1922年。アルミニウム素材の開発と加工技術をベースに、1969年にはアルミニウ…
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アメフト界の難題「脳震盪」予防へ、データ解析の挑戦
スポーツビジネスの祭典「MIT SSAC 」見聞録(4)
2016年3月11日~12日の2日間、米国ボストンにある大型コンベンションセンターに、約4000名もの人々が集結した。年に一度のスポーツアナリティクス(解析)をテーマにしたカンファレンス「MIT Sloan Sports Analytics Conference」(MIT SSAC)に参加するためだ…
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着るセンサーが見た時速300kmの世界、驚異の「耐G行動」
レーシングカーのドライバーには、コーナーで大きな横方向の重力加速度(横G)がかかる。その影響で体の半身に血液が偏らないよう、筋肉を収縮させて「耐G行動」を無意識に取っている――。時速300km超でレーシングカーを操る世界のトップドライバーの“暗黙知”が、徐々にではあるが、明らかになろうとしている。そ…
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ビッグデータでケガ防げ、米メジャースポーツが躍起
スポーツビジネスの祭典「MIT SSAC 」見聞録(3)
2016年3月11日~12日の2日間、米国ボストンにある大型コンベンションセンターに、約4000名もの人々が集結した。年に一度のスポーツアナリティクス(解析)をテーマにしたカンファレンス「MIT Sloan Sports Analytics Conference」(MIT SSAC)に参加するためだ…
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ベンチャーと大手が競演、米スポーツ産業に渦巻く活力
スポーツビジネスの祭典「MIT SSAC 」見聞録(2)
米国では、日本で想像もつかないような数多くのベンチャー企業がスポーツ産業での成功を夢見て参入しており、MIT SSAC(マサチューセッツ工科大学のビジネススクールが主催)でその一端を見ることができた。なかには非常に興味深い取り組みをしている企業もあったので、いくつか紹介しよう。
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リオ五輪「日本のメダル獲得38個」 スポーツデータ分析最前線
8月に開催されるリオデジャネイロ五輪を前に、日本代表となる選手やチームの最終選考が各スポーツ競技で大詰めを迎えている。プロスポーツの世界では、ここ数年勃興したビッグデータ革命の波に乗る形で、選手の強化や観戦の演出にデータを活用する動きが広がっている。